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キャブコンのベース車両にはどのようなものがあるのか教えてください。

国産車ではカムロードやビーカムといった専用ベース車を使うのが一般的です

キャブコンには専用のベース車両があります。

キャンピングカーとして販売されている車は、どれもベースとなる車両があって、その座席や内装をキャンピングカー仕様にしたものです。

比較的サイズの小さいバンコンと呼ばれるキャンピングカーの場合は、ハイエースなどの通常の車をベースとして作られますが、キャブコンの場合はトヨタのカムロードやいすゞのビーカムといったキャブコン専用ベース車両を使うのが一般的です。

これらのベース車は、元になっている車種はあるものの、あくまでキャンピングカーのベース車なので、一般には販売されていません。

 

 

トヨタ「カムロード」

キャブコンのベース車として最も有名なのがトヨタのカムロードでしょう。

「ダイナ」というトラックをキャンピングカーのベース車に仕様変更したもので、キャンパーが使いやすいような仕様が随所に施されています。

 

エンジンが選択できる

カムロードでは、ガソリンエンジンとディーゼルターボエンジンの2種類から選ぶことができます。FRの場合はどちらのエンジンでも可能ですが、4WDの場合はディーゼルターボエンジンに限られるので、スキーなどで冬場のお出かけが多い場合はディーゼルターボエンジンの4WDを選ぶのがよいでしょう。

そうでない場合は、車両が割安になる上に、静かに走行できるガソリン車を選ぶのもおすすめです。また、燃料タンクも80ℓに変更されているので、遠距離のドライブでも安心です。

 

快適に過ごせる仕様

トラックの場合、ダイナも含めてサスペンションを固めにしている場合が多いのですが、カムロードは衝撃をより吸収する専用サスペンションを採用。

助手席のシートもリクライニングできるものに変更されています。

 

 

いすゞ「ビーカム」

いすゞ自動車の特別な許可をもつビルダーにのみ供給されるビーカムは、カムロードほど広く普及しているわけではありませんが、非常に優秀なベース車として人気があります。

 

乗り心地を追及

ビーカムにはオリジナルのサスペンションが使われており、衝撃をしっかり吸収するため長時間のドライブでも快適に過ごすことができます。また、後輪をダブルタイヤにすることで、安定した走りを提供すると同時に、万が一のパンクの際にも大きなトラブルにつながるリスクを減らすことができます。

 

修理点検が楽

ビーカムをベースとしたキャンピングカーは、全国のいすゞサービスセンターで修理点検ができるのも大きなメリットです。

多くのキャンピングカーは購入したビルダーまで行かないと修理できないため、どこでも修理可能なのはとても便利です。

 

 

まとめ

キャブコンのベース車には、カムロードやビーカムといった専用のベース車を使うのが一般的です。これらのベース車は、走行性、安全性、快適性のあらゆる面で、キャンピングカーのベース車として使いやすいような仕様に変更されています。