車中泊やアウトドアを自由に楽しめるキャンピングカー旅で人気が高まっている「RVパーク」をご存じでしょうか?
RVパークは夜でも安心して滞在できる設備が整った車中泊スポットです。直火は禁止されている施設が多いものの、焚き火台を使えば火を囲んでくつろげるスポットも増えています。
この記事では、東海地区で焚き火が楽しめるRVパークを厳選してご紹介し、利用のポイントも一緒にわかりやすく解説します。

RVパークとは?キャンピングカー旅に選ばれる理由
RVパークとは、日本RV協会(JRVA)が「安心して快適に車中泊ができる場所」を提供することを目的に推進・認定している、設備付きの有料駐車スペースです。
一定の基準を満たした施設だけが認定されており、キャンピングカー利用者にとって信頼できる車中泊スポットとして選ばれています。
特に東海地方は、温暖な気候・観光地へのアクセス・キャンプ人気の高まりから、RVパークの数が年々増えています。車中泊をするスポットには様々な選択肢がありますが、車旅初心者でも安心して利用できる拠点として活用するのもおすすめです。
他スポットとの違いについては、こちらの記事でご紹介しています。
RVパークとして認定される条件
RVパークとして認定されるには、次のような条件をクリアする必要があります。そのため、RVパークとして紹介されている施設には、これらがすべて揃っていると考えてよいでしょう。
- 余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)
- 24時間利用可能なトイレ
- 100V電源が使用可能(20A以上推奨)
- 入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
- ごみ処理が可能
- 入退場制限が緩やか
- 看板の設置(指定ロゴを日本RV協会より支給)
- 複数日の滞在が可能
引用:一般社団法人日本RV協会 「日本RV協会認定車中泊施設 RVパーク」
https://www.jrva.com/activity/rvpark/(2025-11-25)
東海地区で焚き火が楽しめるRVパーク5選
東海地方(静岡・愛知・岐阜・三重)から、焚き火が楽しめるRVパークをピックアップしました。それぞれのRVパークの魅力や料金形態、住所などの基本情報も記載しています。
1. 愛知県 知多郡│RVパーク 野間海岸ステーション
愛知県知多郡美浜町から伊勢湾を望む海沿いのロケーションです。夕陽が海に沈む風景と、着陸・離陸するセントレアの機影を眺めながら焚き火ができるという、特別な体験ができます。
海風を感じながらバーベキューなどの屋外調理ができ、ペットOKなスポットのため、家族との思い出作りとしても楽しめます。
| 料金 | 車長6mまで | 3,000円~/1泊・1台 |
| 車長6m以上 |
4,000円~/1泊・1台 | |
| 加算料金 | 大人(中学生以上) | +500円/1人 |
| 子ども(3歳以上) | +300円/1人 | |
| 幼児・ペット | 無料 | |
| チェックイン | 14:00~20:00 | |
| チェックアウト | 11:00まで | |
| 焚き火 | OK(直火禁止・焚き火台必須・強風時は不可) | |
| 利用可能台数 | 4台 | |
| 住所 | 〒470-3235 愛知県知多郡美浜町野間本郷7-1 | |
| 電話番号 | 0569-87-0026(予約対応 9:00~21:00) | |
| 参考サイト | https://web.rv-park.jp/spaces/detail/70 | |
2. 静岡県 御殿場市│RVパーク ITAZUMA
静岡県御殿場市板妻に所在しており、晴れの日には日本一高い富士山の眺望が魅力です。畑に囲まれた静かなロケーションで、夜は星空と焚き火をどちらも味わえます。
夏の終わり頃から秋にかけての期間では、早朝に「赤富士」が見られることもあります。朝日や霧などの環境が整っているときにしか見られない希少な姿なので、時期を狙って訪れるのもおすすめです。
徒歩2~3分の位置には、1日500円で利用できる広々としたドッグランも用意されています。
| 車両代 | 1番~5番サイト | 4,000円 |
| 6番サイト(富士山が見えないサイト) | 3,000円 | |
| 加算料金 | 大人(19歳以上) | +1,000円/1人 |
| 18歳以下 | +500円/1人 | |
| 薪販売 | 500円/1束 | |
| チェックイン | 13:00~ | |
| チェックアウト | 10:00まで | |
| 焚き火・BBQ | OK(焚き火は防炎シート必須) | |
| 利用可能台数 | 6台 | |
| 住所 | 〒412-0048 静岡県御殿場市板妻792-4 | |
| 電話番号 | 090-8675-0736(対応時間 9:00~17:00) | |
| 参考サイト | https://web.rv-park.jp/spaces/detail/275 | |
3. 岐阜県 加茂郡│RVパークsmart 天空の牧場 スクーデリアステラin八百津
標高の高い牧場エリアにある、広々とした芝生エリア付きのRVパークです。昼は乗馬体験や馬との交流を楽しむことができ、夜は芝生スペースで焚き火をしながら星空を眺めるという多彩な体験ができます。
子どもに自然を満喫させたい、動物とのふれあいをしたい方におすすめです。
| 料金 | 3,500円/1泊・1台 | |
| チェックイン | 13:00~ | |
| チェックアウト | 12:00まで | |
| 焚き火・BBQ | OK(火の使用時は耐火シート必須) | |
| サイト(車室) | 2車室(1車室につき1台) | |
| 住所 | 〒505-0422 岐阜県加茂郡八百津町久田見166 | |
| 電話番号 | 0574-50-1485 | |
| 参考サイト | https://rvparksmart.jp/rv-smart/scuderiastella.html | |
4. 三重県 伊賀市│RVパーク Adoの森
三重県伊賀市四十九町のRVパークです。名阪国道「友生IC」から3分の里山に位置し、アクセスが抜群で、近隣施設には温泉やコンビニ、病院などが点在しています。
田畑に囲まれた自然豊かなスポットで、森林ウォークではペットとのお散歩もできます。
焚き火・キャンプ可能スペースがあり、BBQ台の貸し出しや薪無料という嬉しいサービスもあります。
| 料金 | 一般 | 2,750円/1泊・1台 |
| スタンダード会員・プレミアム会員 | 2,200円/1泊・1台 | |
| 加算料金 | 大人(19歳以上) | +1,000円/1人 |
| 18歳以下 | +500円/1人 | |
| 薪販売 | 500円/1束 | |
| チェックイン | 13:00~18:00 | |
| チェックアウト | 12:00まで | |
| 焚き火 | OK(焚き火台必須) | |
| 利用可能台数 | 4台以上の場合は要相談 | |
| 住所 | 〒518-0823 三重県伊賀市四十九町2626-9 | |
| 電話番号 | 090-1822-8185 | |
| 公式サイト | https://eins-iga.com/adonomori/ | |
5. 三重県 多気郡│RVパーク VISON
複合リゾート「VISON」内にあるRVパークの区画です。観光・グルメ・施設体験なども充実していて、人気スポットの観光を兼ねた利用ができます。
オープンサイトやプライベートサイトでは、焚き火・BBQ利用ができます。フリーサイトの利用ではBBQができないため、VISON内のレストランやテイクアウトメニューの予約を一緒に取っておくと安心です。
フリーサイト利用で、キャンピングカーの近くにタープやテントを張る場合は、2区画の申込みが必要です。
| 料金 |
フリーサイト | 3,500円〜6,000円 |
| オープンサイト | 4,500円〜7,000円 | |
| プライベートサイト | 7,000円〜12,000円 | |
| チェックイン | 14:00 ~ 23:00 | |
| チェックアウト | 11:00まで | |
| 焚き火・BBQ | フリーサイト以外OK(焚き火台・焚き火シート必須) | |
| 利用可能台数 | 60台 | |
| 住所 | 〒519-2170 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1本草1 | |
| 電話番号 | 080-4442-7646 | |
| 公式サイト | https://vison.jp/shop/detail.php?id=123 | |
RVパークで焚き火をする際の注意点

焚き火を楽しめるRVパークは増えていますが、直火禁止がルールとなっている施設の方が多いのが現状です。
なぜ直火が禁止されているところが多いのか、その理由とともに焚き火を楽しむためのポイントも押さえておきましょう。
直火禁止が多い理由
- 地面(土壌・芝生)を焦がしてしまうと、植生や景観を傷める。
- 施設の敷地内・周辺にも火災リスクがあり、管理が難しい。
このような理由から、多くのRVパークでは「焚き火台を使う」「耐火シートを敷く」などのルールが設けられています。
焚き火を安全に楽しむためのポイント
施設によっては、焚き火台や耐火シートの使用が必須であったり、そもそも焚き火ができないこともあります。
まずは行き先が焚き火に対応しているか・使用必須の道具が揃っているかを確認しましょう。積み忘れたときや自前のものがないときには、施設が貸し出しや販売を行っていることもあるので、公式ページもチェックしておくと安心です。
また、マナーとして以下の点も覚えておきましょう。
- 風向き・煙の流れを見て、隣区画やペット利用者にも配慮する
- 焚き火終了後は炭・灰を完全に消火し、地面・芝のダメージを残さない
- ゴミは持ち帰るか施設指定場所へ
焚き火に必要なアイテム
-
薪・炭(施設で販売していることも)
- 消火バケツ・火消し用具
- 焚き火周辺用の木製椅子、ランタン・LED照明
- 冬季は小型FFヒーターや暖房具なども
キャンピングカーで車中泊をもっと楽しく!
東海地区には、焚き火とキャンピングカー旅が両立できるRVパークが数多くあります。海や里山、観光地近くなどロケーションも多彩です。ただし、焚き火OK=直火OKではありません。
多くの施設では直火禁止となっていますので、利用前に必ずルールを確認し、設備やマナーを守って楽しみましょう。
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