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キャンピングカーで日本一周!準備しておきたいものや費用感は?

車両点検を行い、生活用品を万全に整えておきましょう。費用は90万~100万円が目安です。

キャンピングカーでの車中泊は、近年、日本でも新しい旅の楽しみ方として注目を集めています。特に日本一周の夢を抱く人が多く、その実現のためには時間や費用の計画が不可欠です。

朝に海辺で目を覚まし、夜は山の星空の下で眠る——そんな自由な旅に憧れて出発する人が増えています。

この記事では、キャンピングカーで日本一周をする際のポイントについて、先輩オーナーの体験談をもとに詳しく解説します。

キャンピングカーで日本一周

 

キャンピングカーで日本一周!イメージを掴もう

日本一周の距離はどれくらい?

日本一周の走行距離は、一般的に12,000kmとされています。これは海岸線に沿って主要都市をつなぐルートで、四国・九州・本州を一周した場合の目安です。

ルートの取り方によって距離は大きく変わり、主に内陸部を巡る場合は約9,000km、離島(北海道・沖縄)を含めると15,000km前後になるケースもあります。

北海道・九州はフェリーでの移動を含むため、運行ダイヤや天候にも注意しましょう。

 

日本一周にかかる日数はどれくらい?

キャンピングカーでの旅では、日々100~200kmの移動が一般的です。このペースで進むと、日本一周には約4ヶ月(120日間)が必要です。各地をゆっくり観光する場合は、半年程度の時間を見積もると良いでしょう。

1日100kmなら、朝に少し走って昼は観光、夜は道の駅で休むといったゆったりした旅ができます。無理なく続けるためにも、走行距離よりも「その日をどう過ごすか」を意識することで、より具体的な計画を立ててみましょう。

 

トータルの費用はいくらになる?

日本一周の費用は、ガソリン代、食費、洗濯代、入浴代、北海道へのフェリー代、娯楽費を含めて約90万~100万円が目安です。できる限り節約するとしても、最低でも50~60万ほど用意しておくと安心でしょう。沖縄への旅は高額なため、通常は含まれません。

予備費として15〜20万円ほど別途確保しておくと、車のトラブルや想定外の出費にも備えられます。

 

日本一周の旅 費用内訳と節約ポイントをチェック!

日本一周にかかる費用

日本一周の費用│ガソリン代

キャンピングカーの種類によって燃費が異なるため、ガソリン代も変動します。ガソリン単価170円/Lを想定すると燃費22km/Lの車では約9万円、燃費15km/Lでは約14万円、燃費10km/Lでは約20万円が目安です。

節約ポイント
軽キャンパーやディーゼル車を選ぶと、同じ距離でも3~5割ほど燃料費を節約しやすくなります。
また、下道は車の交通量が多いため、高速道路を活用するとより燃費が安定し、ガソリン代を抑えやすくなります。

 

日本一周の費用│食費

食費は旅行スタイルにより異なりますが、地産地消の食品や道の駅での購入が経済的です。1人当たり1日1,500円で計算すると、4ヶ月で約18万円が見込まれます。

節約ポイント
外食を中心にすると1日3,000円以上かかることもありますが、食材を購入して自炊すれば費用を抑えられます。
道の駅や周辺施設で特産品を購入し、現地の旬を楽しむのもキャンピングカー旅の魅力です。

 

日本一周の費用│入浴料金

公共の入浴施設を利用する場合に1人500円として考えると、4ヶ月で約6万円が必要です。キャンピングカーにシャワーがある場合は、発電機使用による追加燃料費が発生します。

節約ポイント
温泉付きのRVパークを利用すると、宿泊と入浴をまとめてお得に利用できます。
また、地方自治体の銭湯やキャンプ場併設のシャワー施設なら、300円台で入浴できる場所もあります。

 

日本一周の費用│洗濯の費用

長期旅行ではコインランドリーを利用することが一般的です。4ヶ月間で約2万円が洗濯代の目安です。コインランドリーは道の駅や温泉施設の近くに多く、1回あたり500〜700円が相場です。

節約ポイント
収納スペースに余裕があるキャンピングカーなら、衣類を多めに積んでまとめ洗いするのがおすすめです。
洗濯回数を減らせるため、コインランドリーの利用費を抑えられます。

 

日本一周の費用│北海道へのフェリー代

北海道へのフェリーは複数の会社が運行しており、津軽海峡フェリーの函館~青森航路の運賃は大人1人と6m未満の車両1万9,760円からとなっています。
航路区間やフェリー会社によって異なるメリットを比較検討しましょう。

【津軽海峡フェリー公式HP】(外部に遷移します)
津軽海峡フェリー│運賃・料金

 

日本一周の費用│沖縄へのフェリー代

沖縄へのフェリー代は片道約6~10万円と幅広く、金額は出発地点によって変動します。
沖縄への訪問は費用が高いため、計画を慎重に立てましょう。

 

どんな準備が必要?出発前の簡易チェックリスト

車両・持ち物チェックリスト

キャンピングカーは車体が大きく重量も重いため、乗用車に比べてブレーキ・タイヤ・サスペンション・エンジンなどに負担がかかります。

特に走行中の故障やタイヤのバースト、ブレーキが効かないなどの車両不良は、思わぬトラブルや事故に繋がったり、日本一周旅行も中断せざるを得ない状況になってしまう可能性があります。

トラブルが起こった時、近くに整備工場やパーツがあるとは限らないため、車両の点検・装備の確認をしっかり行いましょう。

また、長距離を走る旅では、タイヤの空気圧やブレーキ性能など、安全面のチェックも欠かせません。出発前に整備工場での簡易点検を受けておくと安心です。

 

1. 車両点検時のチェックポイント

エンジンオイルの量

バッテリー端子にサビや緩みがないか

タイヤの空気、ひび・偏った摩耗を目視確認

ライト類
ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプが点灯するか

ワイパー・ウォッシャー液
しっかり動くか、液が出るか

 

2. 旅の準備

サブバッテリーの残量
電圧計で12V以上あるか

電装系
冷蔵庫・照明・FFヒーターなど主要機器のON/OFF

給水・排水タンク
水漏れやホースの抜けがないか

トイレ
ポンプが動くか、タンクにひびや臭いがないか

ナビアプリ・ルート計画
ナビアプリの動作が正常か

ETC・ドラレコ・バックモニター
起動・録画できるか

宿泊先リスト
RVパーク・道の駅・温泉地などの目安がついているか

 

3. 持ち物リスト

車検証・保険証書・免許証

三角停止板・発炎筒・救急セット・消火器

スマホ充電ケーブル・モバイルバッテリー

延長コード・LEDランタン

洗面用具・タオル・ティッシュ・ゴミ袋

春夏:虫よけ・扇風機・サンダル・クーラーボックス・着替え

秋冬:毛布・電気毛布・断熱カーテン・防寒具

 

キャンピングカーで車中泊!宿泊場所は?

宿泊場所①  道の駅、高速道路のSA・PA

道の駅や高速道路のSA・PAは仮眠には適していますが、原則として宿泊は禁止されています。利用可能な場所を事前にチェックしましょう。

 

宿泊場所② RVパーク

RVパークはキャンピングカー専用の駐車スペースで、24時間利用可能なトイレや電源、近隣の入浴施設の利用が可能です。

 

宿泊場所③ オートキャンプ場

オートキャンプ場はキャンピングカーの乗り入れが可能で、安心して宿泊できる施設が整っています。

 

宿泊場所④ 河川敷や公園の駐車場

日中の仮眠には適していますが、夜間の宿泊はおすすめできません。安全面を考慮し、適切な宿泊場所を選びましょう。

 

日本一周モデルルートと費用の目安

時計回りルート(太平洋側 → 北海道 → 日本海側)

東京を出発し、静岡・名古屋・大阪を経由して九州や四国を巡り、その後日本海側を北上して北海道へ、最後に東北を通って関東に戻るルートです。
走行距離はおおよそ12,000〜13,000kmです。

春から初夏にかけて出発するのがおすすめで、桜や温泉、海沿いのドライブを楽しみながら季節を追うように旅ができます。

ガソリン代は18〜22万円前後、食費が20〜25万円程度と仮定して、入浴・洗濯などの生活費を含めると、全体で70〜90万円ほどが目安になります。

気候変化が穏やかで、初めての日本一周にも向いているルートです。

 

反時計回りルート(日本海側 → 北海道 → 太平洋側)

東京から新潟、北陸方面へ進み、北海道を先に目指すルートです。走行距離は13,000〜14,000kmほどで、旅の期間はおよそ5〜6か月となります。

夏に出発すると、最も快適なシーズンに北海道を巡れるのが大きな魅力です。
その後、東北・関東・東海・近畿を通って、秋以降は九州や四国で暖かい気候の中を旅できます。

ガソリン代は20〜25万円、食費は25〜30万円前後と仮定して、フェリーや宿泊を含めると、合計で90〜100万円程度見込んでおくと安心です。

こちらのルートは長期滞在をしながら、観光も快適に楽しみたいという方におすすめです。

 

想像は自由!旅のテーマやエリアをとことんイメージしよう

キャンピングカーでの日本一周は、約4ヶ月の時間と90万~100万円の予算を見込んで計画を立てましょう。エリアごとに区切って旅をすることで、より柔軟な計画が可能になります。

観光、グルメ、コスト削減、地元との交流など、自分に合った旅のテーマを見つけ、充実したキャンピングカーライフを楽しみましょう。