キャンピングカーに搭載しているトイレの排水処理について教えてください。

キャンピングカーのトイレの種類

排水の処理が気になるキャンピングカーのトイレですが、排水処理の方法はトイレのタイプによって異なります。

 

マリン式トイレ

タンクが固定式になったトイレで、排水用ホースを、RVパークやキャンプ場、道の駅などに設置されたタンプステーションにつないで処理します。直接汚物を見ることがないのでとても簡単で、タンクが大きいので家族で使っても容量を気にせずに使えるのがメリットです。ただし、トイレは固定になりますし、タンクも大きいのでそれなりに大きなキャンピングカーにしか使いづらく、日本ではあまり多くないタイプのトイレです。

 

カセット式トイレ

トイレは固定式のものを車内に常設し、タンクを取り外してダンプステーションや自宅のトイレに汚水を捨てるタイプのトイレです。タンクは車外から取り外せる場合が多く、においなどが気にならないのがメリットです。タンクの洗浄は、入れて攪拌してしばらく置いてから捨てるだけの簡単なクリーナーがありますし、洗浄後に汚物を分解する薬剤を入れておくことで汚水の処理がやりやすくなります。

 

ポータブル式トイレ

トイレそのものを取り外しできる簡易式のトイレです。必要ないときは車から降ろすこともでき、災害用にも使えます。タンクは小さいので、容量を考えて使う必要はありますがいざという時にはあると便利でしょう。タンクを外して汚水を捨てますが、方法はカセット式トイレとほとんど変わりません。

 

排水場所に注意

キャンピングカーのトイレの排水は、どこにでも捨ててよいものではありません。自宅のトイレやキャンプ場などのダンプステーションに捨てるようにしましょう。自宅が一軒家の場合は、排水桝に捨てることができる場合もあります。意外と排水は簡単なので、スペースが許せば、いざという時のためにトイレをつけておくと便利です。

 

まとめ

キャンピングカーにはトイレがあると便利ですが、使うと排水しなければならないのでつけていない、という人もいます。確かに排水は必要ですが、最近のキャンピングカー用トイレは、排水が簡単なものも多いので、スペースが許せば設置しておくと便利です。排水は、自宅のトイレや排水桝、キャンプ場などのダンプステーションに捨てるようにしましょう。