キャンピングカーでの車中泊を快適にするおすすめのインバーターとは？

インバーターとは

インバーターとは、直流または交流の電気を、交流に変換して出力する機械です。家庭用のAC電源は100Vの交流ですから、家庭用の家電を使うためには、車内のサブバッテリーから供給する電気や、シガーソケットの12V直流電気で家電を使うためには100Ｖの交流電気に変換しなければなりません。インバーターは、それをしてくれる機械です。

 

キャンピングカーで使うのに必要な出力は？

インバーターには定格出力があります。これは、インバーターが出力できる最大の電力量のことです。大きな家電や、電力消費の激しい家電に使うためには、定格出力の大きいインバーターを使う必要があります。たとえば、電子レンジを使うには、1500Ｗ以上の出力をもつインバーターが欲しいところです。逆に、スマホの充電や、ゲームをする程度であれば、120Wもあれば大丈夫でしょう。インバーターは、出力が大きいほど価格も高くなりますから、予算との兼ね合いもありますが、快適な車中泊のためには1500W以上のものがおすすめです。

 

正弦波のインバーターがおすすめ

交流の電気は、プラスとマイナスが周期的に入れ替わるのですが、その波形が滑らかに波打つものを正弦波、直線的なものを矩形波といいます。家庭で使われる電気は正弦波なので、正弦波のインバーターであれば家庭用の家電が問題なく使えますが、矩形波の場合は正常に動かない場合もあります。安価なインバーターは矩形波のものが多いのですが、いざという時に使えないと困りますから、キャンピングカーには正弦波のインバーターがおすすめです。

 

国産と海外製のどちらを選ぶ？

国産でも海外製でも、電流を変換する原理は同じですし、どちらを使っても問題なかったという人も多いですが、よく言われるのは海外製のほうが壊れやすいということです。また、壊れたときの修理や保証を考えると、国産の方がリスクが少ないといえます。国産のほうがかなり価格が高いので、予算が許せば国産を選ぶことをおすすめします。

 

まとめ

キャンピングカーで使うのであれば、正弦波の国産インバーターがおすすめです。出力は大きいほうが電気がたくさん使えて便利ですが、大きくなるにつれて価格は高くなりますから、予算との兼ね合いもでてきます。電子レンジなどを使う場合は、1500W以上あったほうがいいでしょう。