電気自動車のキャンピングカーなら

キャンピングカーのベース車両には、さまざまな車が使われています。今までは形状や大きさで選ばれることが多かったのですが、最近注目されているのが電気自動車をキャンピングカーにするということです。電気自動車を使うことで、実はいろいろなメリットがあるので、今後増えていくかもしれません。

 

バッテリーの共用

電気自動車は走行のために巨大なバッテリーを搭載しています。一方、キャンピングカーも家電などを動かすために、走行用のメインバッテリーのほかにサブバッテリーを搭載します。電気自動車をキャンピングカーにして、走行用のバッテリーとサブバッテリーを共用にすることで、サブバッテリーが必要なくなりますし、充電時や電力使用時にどちらのバッテリーを使用するか切り替えるシステムなども不要になるでしょう。

 

発電システムの有効活用

キャンピングカーには、ソーラーシステムなど、発電のための設備を搭載しているものも少なくありません。こうした発電で得られた電力は、基本的にサブバッテリーの充電に使われますが、これがメインバッテリーとサブバッテリーを共用できる電気自動車だったらどうでしょう。

常にバッテリーの充電をしながら走ることになるので、電力を効率よく使用することができます。発電システムの有効活用ができるのはメリットと言えるでしょう。

 

静音性を生かした快適な車中泊

電気自動車は、ガソリン車に比べて音が静かで、振動なども少ないのが特徴です。車中泊を行うキャンピングカーにおいては、この静音性が非常に役に立ちます。エンジンをつけていても音が静かで排気ガスが出ないため、他の車の迷惑になりませんし車中に居てもとても快適です。

 

まとめ

電気自動車に搭載している大容量バッテリーをうまく利用することで、キャンピングカーはより便利に使えるようになります。キャンピングカーのサブバッテリーを充電するソーラーシステムも、電気自動車ならより利用の幅が広がるでしょう。まだコストなどの問題でそれほど多く走っていない電気自動車のキャンピングカーですが、電気自動車が今よりも普及して、コストが下がってくれば、キャンピングカーには電気自動車を使うのが当たり前になるかもしれません。