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キャンピングカーはどうなる?2035年までにガソリン新車販売「0」について。
温室効果ガスの排出を減らすために、2035年までにガソリン新車販売「0」政策が打ち出されました。
世界的なガソリン車減少の流れ
環境問題が世界的な関心事となる中で、温室効果ガスの削減は、世界的な目標として多くの国が明確な指針を打ち出しています。その中で、ガソリン車の新車販売を禁止する時期も宣言しており、イギリスは2030年、アメリカのカリフォルニア州や中国は2035年までに、ガソリン車の新車販売をゼロにするという目標を掲げており、日本も2035年のガソリン車新車販売ゼロを目指しています。
その一方で、2020年12月には、東京都の小池都知事が、東京都における純ガソリン車の新車販売を2030年までにゼロにするという方針を発表して話題になりました。
ガソリン車販売ゼロは可能か
期日を定めてガソリン車の新車販売ゼロを目指すという報道を受けて、すべての自動車が電気自動車にとって代わるイメージを持たれがちですが、実際にはそういうわけではありません。小池都知事が打ち出したのは、あくまで純ガソリン車の新車販売ゼロであり、ガソリンが使えないことではないからです。つまり、現在販売されているハイブリッド車は対象外ということになりますから、ハイブリッド車の比率がかなり高くなっている現在の状況を見ると、必ずしも無理とはいえないかもしれません。ハイブリッド車の比率を高めつつ、電気自動車が増やせるようなインフラ作りを進めることが、今後は必要になっていくでしょう。
キャンピングカーはどうする?
ガソリン車削減の流れは、キャンピングカーにもかかわる問題ですが、キャンピングカーのベース車両となる車は、ディーゼル車であることも多く、軽油を使用するディーゼル車も、規制の対象外です。そのため、すぐに影響があるというわけではありませんが、ガソリン車削減が進むと、ガソリンスタンドは徐々に減少してくることが予想されますので、将来的には考えなければならない問題になるかもしれません。
まとめ
日本でも2035年まで、東京都は2030年までに、ガソリン車の新車販売をゼロにするという方針が打ち出されています。あくまで新車販売がゼロですし、すぐにガソリン車がなくなるわけではありませんが、徐々にガソリンスタンドなどのインフラは減少していくことが予想されますので、キャンピングカーにとっても関係のない問題ではありません。ハイブリッドや電気を動力としたキャンピングカーが、今後増えてくるかもしれません。