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キャンピングカーにバンクベッドを設置するメリットとデメリット

  キャブコンの運転席の上の部分にあるのが、バンクベッドです。

バンクベッドとは

キャブコンには運転席の上にシェルからせり出した部分が乗っています。いかにもキャンピングカーらしいビジュアルになるあの部分、実は内部はベッドになっているというのをご存知でしょうか。外から見てわかる通り、高さはありませんが、引き出し式になっていて、引き出すと大人二人がゆっくり眠れるくらいの広さはあるので、気持ちよく眠ることができます。

このバンクベッドを設置するメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょう。

バンクベッドのメリット10選

1.スペースの有効活用

バンクベッドは、キャンピングカーの運転席や助手席の上部に設置されるため、普段はデッドスペースになりがちな部分を有効活用できる構造です。

この設計により、有効的にベッドスペースを確保できます。昼間はリビングとして広く使い、夜間はベッドとして使用することで、限られた車内を最大限に活用できます。

2.就寝人数を増やせる

バンクベッドを備えることで、通常のキャンピングカーよりも就寝可能人数を増やすことができます。

多くの場合、2~3人分のベッドスペースを提供できるため、家族連れや友人同士の旅行に最適です。例えば、リビングのソファやダイネットをベッドに変換せずとも、バンクベッドを使うだけで十分な寝床が確保できるので、大人数でも快適に過ごせます。

3.子どもが喜ぶ特別な空間

バンクベッドは高い位置にあり、子どもにとってはまるで「秘密基地」のような特別な空間に感じられます。上に登る動作や狭いスペースは、子どもにとってワクワクする体験となり、旅の楽しさが倍増します。

また、親と少し離れた独立したスペースに寝られることで、「自分だけの場所がある」という感覚を得られるのも魅力です。これにより、車中泊がより思い出深いものになるでしょう。

4.安全性が高い

バンクベッドは高い位置に設置されていますが、安全性がしっかり考慮されています。ほとんどのモデルには、落下を防ぐためのガードレールやストッパーが付いており、子どもや寝返りを打つ人でも安心して使用できます。

また、構造自体が頑丈に設計されているため、大人が寝ても十分な耐荷重を持っています。さらに、上り下り用のはしごも滑りにくい素材で作られており、安心して利用できます。

5.通気性が良い設計モデルも多い

バンクベッドには、窓や換気口が設置されているモデルも多く、通気性が確保されています。これにより、就寝時に車内がこもりがちな熱や湿気を効果的に排出でき、快適な睡眠環境を提供します。特に夏場や湿度の高い時期でも、新鮮な空気を取り入れられるため、快適さを保つことができます。

また、窓がある場合は外の景色を楽しむこともでき、リラックス感を高めるポイントとなります。

6.他のスペースが常に利用可能

バンクベッドを設置することで、リビングやダイネットなど、他のスペースを就寝用に変換する必要がなくなります。これにより、夜間でもリビングスペースを自由に使用できるため、例えば、読書や家族での団らん、深夜の軽食などが可能です。特に子どもが先に寝てしまった場合でも、大人が気兼ねなくリビングで時間を過ごせるのは大きな利点です。

7.荷物置きとしても活用可能

バンクベッドは、就寝時以外には荷物置き場としても活用できます。特に、旅行中の衣類やキャンプ用品、必要な機材などを一時的に置く場所として便利です。これにより、車内の収納スペースが不足しがちな場合でも、追加の荷物置き場を確保できます。特に大きな荷物を置いてもスペースを邪魔しない点が、旅行中の整理整頓を助けるポイントです。

8.特殊な車両サイズにも対応

バンクベッドは、キャンピングカーの車両サイズに合わせて設計されているため、コンパクトなバンコンタイプの車両でも利用可能です。これにより、全体の車両サイズを大きくせずに、就寝スペースを追加できるため、取り回しの良いキャンピングカーを探している方にも適しています。小型の車両でも大人数に対応できる柔軟性があり、都市部での駐車や運転にも便利です。

9.独立した照明が付いているモデルも多い

バンクベッドには専用の照明や読書灯が付いているモデルが多く、個別の快適性が確保されています。これにより、就寝時に全体の照明を消した後でも、必要に応じてバンクベッドだけを明るくすることができます。夜中に本を読んだり、スマートフォンを操作したりする際にも便利で、他の人に迷惑をかけずに過ごせるのが特徴です。

10.利便性が高い

バンクベッドは、常設のベッドなのでいつでも横になることができる点が利便性の高い点です。活用例がベッドとしてだけではなく、荷物置きや読書などのくつろぎスペース、仮眠など様々な用途で使用できるところが、バンクベッドの利便性の高いところです。

バンクベッドのデメリット6選

1.上り下りで怪我のリスク

バンクベッドは場所が高いので、転落に注意しないとやや危険があるでしょう。とくにお子さん上り下りには常に目を配らないと怪我のリスクもあります。床にクッション性のあるものを置いておくと対策になるでしょう。

2.天井が低い

バンクベッドは、やはり高さがないので寝ぼけて起きてしまうと頭をぶつけることになります。上り下りする際も体制を上げすぎると腰や首などをぶつけてしまう恐れがありますので、慣れないうちは特に注意が必要です。

3.運転する際の車高に注意

また、運転する際も、通常の車は運転席の上にそれほど大きな空間がないため、うっかり天井が低いところや飛び出ている看板にぶつかってバンクベッドの外側を壊してしまうというのはよくあることです。運転する際は、前後左右だけでなく、上にも気を配って運転する必要があり、慣れるまではやや不安があります。

4.少々圧迫感がある

バンクベッドが運転席上部やリビングスペースの天井近くに設置されることで、車内全体が圧迫感を感じやすくなる場合があります。特に、キャンピングカーの高さが限られている車種では、リビングや運転席の開放感が損なわれ、「狭い」と感じてしまう人もいるでしょう。

寝返りを打ったり起き上がったりする際に、腕や体が天井にぶつかることがあります。特に体格の良い方や高さのあるモデルでは、窮屈さを感じる場合があります。

5.重量が増加する

バンクベッドの設置により、キャンピングカー全体の重量が増加します。これは燃費の悪化や走行性能への影響をもたらす可能性があります。特に重心が高くなることで、カーブや坂道での安定性が低下することがあります。重量制限が厳しい車種や道路では、積載量とのバランスを慎重に検討する必要があります。

6.揺れを感じやすい

バンクベッドは車両の高い位置にあるため、走行中や停車中の揺れを強く感じやすいです。これは風や道路の傾きに影響されやすいため、車中泊時に安定感を求める人には不向きな場合があります。揺れに敏感な方や車酔いしやすい方にとっては、ストレスになる可能性があります。

他のベッドとの比較

キャンピングカーには、様々な種類のベッドがありますが、バンクベッドは他のベッドと比べて特に利便性が高いです。最も一般的なフロアベッドは、通常のベッドと同様の大きさで、寝るスペースは広いですが、車内空間を圧迫する一方、バンクベッドは上下に移動できるため、昼間は車内を広々と利用できます。

また、サイドベッドや折りたたみベッドと比較しても、バンクベッドは設置が簡単です。そして、使用しないときは上に上げるだけで、わずかなスペースに収まります。これにより、車内の概要がよりスムーズになり、家族や友人との移動が快適になります。

さらに、バンクベッドは耐荷重がしっかりしているので、大人でも安心して使用できます。設置方法や使用感において、バンクベッドはキャンピングカー生活において極めて優れた選択肢だと言えるでしょう。

バンクベッドの選び方と注意点

選び方

バンクベッドを選ぶ際には、まずサイズを確認しましょう。車両の高さや幅に適合するものを選ぶことで、設置後の違和感が軽減されます。また、寝る人の体格も考慮に入れると良いでしょう。幅広のマットレスを選ぶことで、より快適に眠ることができます。

次に、材質や耐久性も重要です。良質な素材を使用したバンクベッドは、長期間使用しても丈夫で、安心して眠ることができます。

注意点

注意点としては、取り付け方法やメンテナンスが挙げられます。正しく取り付けられていないと、安全性に欠ける場合がありますので、取扱説明書をしっかり確認し、適切な方法で設置しましょう。定期的なメンテナンスも忘れずに行い、快適な睡眠環境を維持してください。

バンクベッドのメンテナンス

バンクベッドを快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。まず、マットレスや寝具の清掃は怠らずに行いましょう。キャンピングカーは移動が多いため、埃や汚れが付着しやすいです。定期的に洗濯や掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。

次に、バンクベッドの取り付け部やレール部分の点検を行うことも重要です。長期間使用すると、部品が緩んだり劣化したりする可能性があります。定期的に確認し、必要に応じて締め直したり、交換したりすることで、安全に利用することができます。

また、バンクベッドの収納機構や開閉機構にも注意が必要です。スムーズに動作するか確認し、異音や引っかかりがないかチェックしましょう。これらのメンテナンスを怠らず行うことで、安心してキャンピングカーでの時間を楽しむことができます。

バンクベッドの活用例

ファミリー層

お子様がいるご家庭では、バンクベッドを使うことで、家族全員が快適に過ごすことができます。

バンクベッドは寝るスペースを確保するだけでなく、親子のコミュニケーションや絆を深める場にもなり得ます。例えば、寝る前に絵本を読んであげたり、お話をしたりする時間を楽しむことができるのです。これにより、子供たちも安心して眠りにつくことができるでしょう。

また、バンクベッドを活用することで、昼間はリビングスペースを広々と使えます。お子様と一緒に遊んだり、食事を楽しんだりする際に、余裕のある空間が貴重な体験となります。

ソロキャンプ

ソロキャンプを楽しむ際、バンクベッドは非常に便利なアイテムとなります。限られたスペースを有効に使いつつ、快適な睡眠環境を確保できます。

夜になると静かな森の中で、心地よい眠りに誘われることでしょう。バンクベッドは設置や収納が簡単なため、昼間の活動後の疲れを癒す場としても抜群です。リラックスできる空間を確保することで、心身ともにリフレッシュできます。

ペット同伴の場合

バンクベッドは、ペット専用のスペースとしても利用できます。例えば、寝具のそばにペットのベッドや毛布を置くことで、ペットも安心して寝ることができるでしょう。また、バンクベッドの高さを利用して、ペットが降りやすいようにステップやスロープを設置することもおすすめです。

さらに、旅行中はペットが動き回るため、寝具やベッドが散らかりやすいです。そのため、ペット用のカバーを用意しておくことで、清潔さを保つことができます。旅行中にペットの快適なスペースを確保することで、家族全員がリラックスし、楽しい思い出を作ることができるでしょう。

まとめ

キャブコンの運転席の上にシェルから出っ張った部分は、バンクベッドとして使うことができます。バンクベッドは大人が十分に寝られる広さがあるので、かなり快適で、車中泊の気分を満喫できる楽しいスペースです。ただし、高いところなので落ちないように気を付ける必要があることと、運転する人が頭上にスペースがあることを忘れてぶつけてしまうことがあるので、その点だけは注意が必要です。