法令上改造車になるキャンピングカー。ベース車のメーカー保証はちゃんと受けられますか？

気になるキャンピングカーのアフターサービス

キャンピングカーは、トヨタや日産など一般の車メーカーが作った車をベースに、ビルダーが改造を施したものがほとんどです。自分でワゴン車を改造する場合もありますが、基本的な走行部分については改造を行うわけではありません。そのため、ベース車のメーカー保証はきちんと受けることができるので、その点はご安心ください。

 

ベース部分の保証はどこで受けるの？

キャンピングカーの場合、気に入ったビルダーが遠方にあり、そこで購入する、ということは珍しくありません。そのため、アフターサービスがすべて遠方になるのでは、と心配する人がいますが、ベース車のメーカー保証は、近くで受けられるので大丈夫です。まず、キャンピングカーを購入して、車検証が発行される際に、トヨタや日産といった車両メーカーからの保証書も発行されます。ディーラーへのユーザー登録は、自宅近くのディーラーで行われるので、車両メーカーの保証としての6カ月点検などはそのディーラーで受けることが可能です。ただし、この点検はあくまでベース車両の点検ですので、架装部分については点検してくれませんし、修理もビルダーに相談するのが一般的です。近くに提携しているビルダーなどがあれば、そこで対応してくれる場合もあります。

 

車検はどこで受けるの？

車検はもちろん、購入したビルダーでできる場合もありますが、基本的にはどこでもできるので、車検専門店やディーラーなどで行うのが一般的です。ただし、購入後に架装部分に大きな変更を施した場合は、車検で問題になる場合があるので、事前にビルダーに相談しておくようにしましょう。購入時の状態で使用している場合は、基本的には架装部が車検で問題になることはありません。とはいえ、FFヒーターやサブバッテリーなどは、自分でこまめに点検して、不具合があれば早めにビルダーに相談しましょう。

 

まとめ

改造車に分類されるキャンピングカーですが、ベース車両のメーカー保証は問題なく受けることができます。また近くのディーラーにユーザー登録が行われるので、6カ月点検などのために遠方に行かなければいけなくなる、といった心配もありません。購入時のまま使って入れあれば、架装部分が車検で問題になることもないので、車検もどこで受けても大丈夫です。