プリウスベースのキャンピングカー、「Relax Cabin」について教えてください。

プリウスの近未来的なデザインとハイブリッド性能を最大限に活用

Relax Cabinは長野県の「かーいんてりあ高橋」によってカスタムされたキャンピングカーです。キャンピングカーのニーズをしっかり満たしつつ、不便な点をうまく解消したことにより、話題になりました。

 

独特の形状のシェル

Relax Cabinは、プリウスのもつ独特な流線型のフォルムを生かし、それを同じテイストのシェルで覆ったオリジナリティのある外見になっています。普通のプリウスを後部からシェルで覆ったような形をしていて、実際ベースの構造はプリウスのそれを生かしているので強度の点でも安心。それでいて、シェルで覆った2階部分は大人が寝られるほどの広いベッドになっており、後部は立って着替えができるように高さのあるスペースを確保しています。さらに、後部座席をフラットにすると、こちらも広いベッドスペースができるので、上部のベッドと合わせると5人まで寝ることが可能です。

 

軽いフットワーク

キャンピングカーを使っていて不便な点に、大きすぎて取り回しが難しい、駐車場所が限られるといったことがありますが、Relax Cabinは、やや全長が長くなるものの幅はプリウスと変わりありませんし、駐車場の制限でよく見かける高さ2m5cm未満にしてあるので、普通車と同じ感覚で乗ることができます。キャンプや旅行はもちろん、普段の街乗りでも不便を感じないのが魅力のひとつといえるでしょう。

 

便利な電源機能

プリウスは言わずと知れたハイブリッドカーで、燃費という点では一般的なキャンピングカーなど比較にならないほど優れています。さらに、もともと大きなバッテリーを積んでいることで、100V/1500WのAC電源を使用することも可能。キャンピングカーで頭を悩ませることの多い電源供給に置いて、非常にスマートにその問題を解決しているといえるでしょう。

 

価格はキャンピングカーの相場

プリウス自体がそもそも安い車ではないこともあって、そのグレードによってRelax　Cabinは423万円～546万円に価格設定がされています。通常の車としては決して安くはありませんが、キャンピングカーを購入すると考えれば相場的な価格ともいえるでしょう。また、キャンピングカーとしての快適性や、普段の街乗りにも無理なく使える点などを考えると、決して高いとは言えないのかもしれません。

 

まとめ

Relax Cabinは、快適なベッドと家電が十分に使えるほどの電源性能を持ちながら、スマートで大きすぎない形状により街中でも使いやすいというメリットを持つ車です。車中泊はしたいけれど、本格的なキャンピングカーまではちょっと、という人にはとても魅力的な車といえるでしょう。