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キャンピングカーに設置されている水道と一般家庭で使う水道の違いとは?

キャンピングカーの水道はタンク式のものが多いので、限りなく水が使えるわけではありません。

キャンピングカーの水道はタンクに貯めた水を使います。

キャンピングカーの中には、キッチンや洗面台など、水回りの設備があるものも少なくありません。こうした設備は、そこだけ見ると家庭用の水道とそれほど変わりがないので、何が違うのかわかりにくいという人もいるでしょう。しかし、見た目は同じでもキャンピングカーの水道と一般家庭で使う水道は違います。

 

1.水の供給元が違う

キャンピングカーと家庭の水道におけるもっとも大きな違いは、水の供給元でしょう。

 

家庭の水道は、水道の蛇口の先が水道管につながっていて、その水道管は家の外へと伸びています。ほとんどの人は、「蛇口をひねればいくらでも水が出る」生活を生まれた時からしているので、これが当たり前になっているのではないでしょうか。

 

しかし、キャンピングカーの場合は車外から常時水道を引いていたのでは移動ができませんから、水はタンクに入れて持ち運び、そのタンクからポンプで吸い上げることによって蛇口から水が出ます。そのため、タンクが空になると水が出なくなってしまうのです。

 

タンクに入れることにできる水量は、タンクの容量によって異なりますが、10リットル~20リットルのものが一般的です。ポンプの機種や蛇口の大きさによっても異なりますが、概ね数分間水を出しっぱなしにするとタンクは空になってしまうので、水は大切に使う必要があります。

 

また、使った水は別のタンクに貯まる仕組みになっているので、定期的にタンクに水を供給すると同時に、使った水は排水しなければなりません。

 

ちなみにポンプはサブバッテリーの電源を使用しているためエンジンを止めても使うことができますが、サブバッテリーが空になってしまうと水道も使えなくなります。家庭用の水道は、一般的に水圧を利用しているため停電時でも使うことができるため、この点もキャンピングカーの水道と一般家庭の水道の違うところだといえるでしょう。

 

2.飲用に使用できるかどうか

日本の上水道は、飲用しても健康に害がないことが保証されています。殺菌用の塩素などは含まれていますが、飲んでももちろん問題はない濃度です。

 

ただし、その水道水をコップに汲んだ状態で部屋の中に長く放置していると、見た目はきれいでも細菌が増えていたりして飲用には適さない状態になることがあります。これが、タンクに入れてキャンピングカーに設置した場合の水の状態です。

 

キャンピングカーのタンクの水は、汲み置きの水ということになるので、そのまま飲むのはおすすめできません。飲料水にはペットボトルの水などを持参し、水道は手を洗ったりするのに使うのが適しているでしょう。

 

 

まとめ

キャンピングカーの水道は、一般の家庭用水道と違っていくらでも水が出るわけではありませんから、水は大切に使う必要があります。また、汲み置きの水ということになるので、できるだけ飲用には使わず、手や顔を洗うのに使うとよいでしょう。