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設置する前に考えたい。キャンピングカーにソーラーパネルを設置した際のリスク3つ。
便利なキャンピングカーのソーラーパネルですが、火災などのリスクもあります。
キャンピングカーのソーラーパネル
キャンピングカーにおいて電力の確保は重要な問題です。走行時には充電もできますが、停車していても天気が良ければ充電可能なソーラーパネルは、キャンピングカーの人気のオプションであるともいえます。
便利なソーラーパネルですが、設置することによるリスクもあるので、設置する前にその点は考えておくようにしましょう。
ソーラーパネルを設置するリスク
火災のリスク
もちろん頻繁に起こるわけではありませんが、ソーラーパネルを原因とする火災はこれまでにも起こっています。電気を作ってそれを車内に引き込むということで、配線などから発火のリスクがあるのも確かです。ケーブルの劣化や、継ぎ目の状態など、常に気を配っておく必要があるでしょう。
また、ソーラーパネルは全面が日に当たっていたり、影に入っている状態であれば問題ないのですが、その一部が影になっていたりすると、電気の流れが不安定になって発火することがあります。これも珍しい事故ではありますが、長時間の駐車の際には木の下など、太陽が当たったり当たらなかったりするところは避けたほうが無難です。
コーキングの補修
屋根の上にソーラーパネルを設置する際に、どうしても屋根に穴を空けることになります。ボルトで固定したり、配線を中に引きこんだりとその目的はさまざまですが、穴を空けるとそこから雨水などが染みこむのを防ぐために、コーキングを施します。コーティングをしておけば雨漏りなどの心配はありませんが、コーキング剤の劣化によってひび割れを起こしたり、剥がれたりして水が入り込むことがあります。そのため、2~3年ごとに再コーキングをするなどのメンテナンスが必要になります。
パネル下の掃除
ソーラーパネルは車の屋根に取り付けますが、その際にフレキシブルなパネルを張り付けたり、架台を設置した上にガラスのパネルを設置したりすることになります。いずれにしても、簡単に取り外しができるものではありませんので、パネル下の掃除はできないものと思っておいたほうがよいでしょう。
まとめ
キャンピングカーの電力供給減として便利なソーラーパネルですが、設置することによって火災のリスクが生じたり、定期的なコーキングが必要になるなど、注意しなければならないこともあります。その点もよく考えて、設置に踏み切るようにしましょう。