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キャンピングカーのゲルコート。そのメリットとデメリット。  

ゲルコートは硬く厚みがあるので丈夫で傷になりにくいのがメリットです。

ゲルコートとは

ゲルコートとは、キャンピングカーなどに多く見られるFRPの表面仕上げのことです。成型時にメス型にゲル状の樹脂を流し込むことで、成形と同時にコーティングが行われるのが特徴です。

 

ゲルコートのメリット

ゲルコートは塗装と違い、厚くて硬いため傷などに非常に強いのがメリットになります。木の枝などが車体にあたるところで走っていても、キズが付くことはありませんし、多少傷がついても厚みがあるのでコンパウンドで磨けばきれいになります。

塗装の場合はペーパーなどで擦ると下地が見えてしまいますが、ゲルコートならその心配はありません。そのため、アウトドアなどで使われることが多く、キズのリスクの高いキャンピングカーに使われることが多いのです。

 

ゲルコートのデメリット

ゲルコートのデメリットとしては、使っているうちに表面の劣化が起こるということです。新しいうちはピカピカのゲルコートですが、風雨や紫外線にさらされるうちに、徐々に表面が劣化して、変色したりざらつきが生じたりします。

古いキャンピングカーを触るとザラザラして粉がついたりするのは、ゲルコートの劣化によるものです。こうなると、雨などによるバーコード状の黒いシミが出来たり、通常の洗車だけではきれいにならなかったりと、汚れやすくなってしまいます。

 

さらにコーティングする方法も

キャンピングカーをきれいに乗りたいという場合は、ゲルコートの上からさらにコーティングをする方法もあります。

ガラスコーティングでツルツルにしながら強度を足したり、塗装を行って好みの色にするのもよいでしょう。ただし、コーティングをしてしまうと、それ自体の厚みによって傷をコンパウンドで隠せたり、擦ったときに傷がつきにくいといったゲルコートのメリットはあまり感じられなくなってしまいます。そのため、とりあえずそのまま使い、劣化して汚れが気になるようになったら塗装を行う人もいます。

 

まとめ

ゲルコートのメリットは、表面が固くて丈夫になるということです。アウトドアでの使用が多いキャンピングカーには最適の方法かもしれません。

しかし、紫外線などによって劣化をおこすというデメリットもあるので、都市部での使用が中心だったり、きれいに乗り続けたいという場合は、塗装やコーティング施した方がいいです。