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キャンピングカーにソーラーパネルは必要ですか?

ソーラーパネルの必要性についてご説明します。

ソーラーパネルの必要性とは?

キャンピングカーを利用されるお客様で、キャンピングカーで出かける際に必ず電源を取り込める場所にしか行かないという方は少ないのではないでしょうか。
キャンピングカーを駐車する場所に電気を取り込む設備が無い場合があるため、ソーラーパネルの設置をおすすめ致します。電源を外部からケーブルで引けない時にも、太陽光エネルギーのみで常にサブバッテリーへ充電することができるので安心です。

一般的な乗用車を利用されている方には馴染みがないかもしれませんが、キャンピングカーを利用される方の中には、ソーラーパネルを設置して充電している車が増えています。車のサイズによって異なりますが、バンコンに装着される普及タイプのソーラーパネルは出力80W~180Wのものが多く、晴天時で日照角度が高い位置にある状態ですと、約7~8Ah発電できます。

 

キャンピングカーに使うソーラーパネルの実用性とは?

ソーラーパネル(太陽光発電)は、何のために使う?

キャンピングカーに設置するソーラーパネルは、主に停止しているキャンピングカーのサブバッテリー充電のために導入します。

 

どんな装備に対して有効なの?
キャンピングカーを利用する多くの方は、キャンプ場などに滞在します。その時に、稼動させたい装備はいくつかございます。

 

例えば、
・インバーター

・冷蔵庫

・音響(TV・DVD・CD)

・照明

・扇風機

・電子レンジ

・ドライヤーなど

 

※常時電源が必要となる使用頻度の高い家電製品の代表は冷蔵庫、使用機器ではインバーターになります。
特にインバーターは、直流(DC) から 交流(AC)をつくる装置で、12Vの電流を一般家庭の100Vをつくる変換装置のようなものと考えて頂ければ分かりやすいと思います。
サブバッテリーにつないで、常に電気を必要とする重要な装置になります。
また、テレビなどAC100VとDC12Vの両方を使える機器では、サブバッテリーから直接供給されるDC12Vを使った方が消費電力は小さいので、インバーター経由のAC100Vを使わない場合もあります。

 

冷蔵庫をキャンピングカーで使用する場合は、家庭の冷蔵庫と同じように冷たい物をストックしたり、食品を腐らせないように保存するためには、24時間電源を切ることができません。

冷蔵庫をキャンピングカーに設置する場合は、一定期間稼動させなくてはいけません。

 

電子レンジ、ドライヤーなど電力を700W~1000W以上消費する家電製品を使用したいときは、サブバッテリーの電圧が下がっていると、電圧低下のため稼動させることができません。サブバッテリーは、常に充電がいっぱいになっている状態に近いほど安心して使えるということです。キャンピングカー活用のなかで大切なことは、サブバッテリーをできるかぎり満充電にしておくことです。

 

充電能力は、太陽の日照角度によって変わりますので、変動的であることが前提です。

よく使われる定格出力140Wのフレキシブルタイプを例に考えてみると…
晴天の日中で、約7~8Ahの発電をし、条件がよければ冷蔵庫で3Ahほど使っていても、残り4Ahほどを追加充電するだけで済みます。


サブバッテリーを105Ahとして、日中の日照角度もふまえて充電量を平均3Ahで計算すると、およそ30時間で満充電近くなります。
算出方法:3Ah×30h=90Ah

 

上記に走行充電分も加わるので、走行充電量がソーラー発電量と補いあうことによって、ソーラー充電時間も変動してきます。なお、ソーラーパネルの発電量は、定格出力のおおよそ35%平均を発電の目安としています。

 

参考消費電力の目安

主な家電製品の消費電力の算出方法の詳細はコチラをご欄ください。

 

通常、車中泊に必要な電力を確保する場合、ソーラー発電をしていれば、サブバッテリーが上がってしまった場合の不安を解消でき、安心してキャンピングカーでキャンプに行ったり旅行を楽しむことができます。

 

事前確認で必要なこととは?

どんな電源供給方法がいいのかをしっかり考えましょう。

  1. 外部からコードを使って電源を取りやすくしたコンセント付きの車両のみを購入
    電源を取り込める場所にしか行かないという方におすすめ。

  2. 電源を取れない時のことも想定し、ソーラーパネルを設置
    電気を取り込む設備が無い場所へも行く方におすすめ。
    →何かあった時のために安心したい方方におすすめ。

 

まとめ
消費電力の高いエアコンなどの使用はできませんが、実際にキャンプや車中泊旅行などに行かれる場合は、天候がよければ冷蔵庫の連続稼動は充分に可能となります。逆に、雨や曇りの場合は、発電しないか発電したとしても、発電量は10%以下に下がってしまうことも考えておく必要がありますのでご注意ください。
近年では、災害時の緊急電源としてもソーラー発電が注目されています。万が一震災にあっても、ソーラー発電ができれば、家族を連絡を取ったりするのに欠かせない通信機器の電源には困りませんので、それだけでも安心です。
レジャー面だけでなく、災害時の緊急電源としてもキャンピングカーにソーラーパネル設置を考慮されるお客様が増えています。