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軽キャンピングカーで失敗しない選び方

手軽なサイズで運転しやすく、維持費も安い。それでいて、自分だけの空間で自由に旅ができる。そんな魅力が詰まった軽キャンピングカーは多くの人から人気があります。

しかし、その手軽さゆえに、購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう方もいます。本記事では、ありがちな失敗談を元に、後悔しないためのチェックポイントを解説していきます。

軽キャンピングカーでありがちな失敗

軽キャンピングカー

広さ・レイアウト

試乗をしてみて良さそうだったが、実際に荷物をおいて使ってみたらスペースが狭くなって困った…。カタログ上のスペックだけで、使い方や荷物の量を具体的に想像せずに選んでしまうと、快適な空間が窮屈でストレスを感じる空間になってしまいます。

走行性能

「高速道路の合流や、山道の登り坂でパワーが足りず、後続車に気を遣ってばかりで疲れてしまう」。キャンピングカーは、家具や装備が充実している分、見た目以上に車重があります。ベース車両の走行性能、特にエンジンパワーを考慮せずに選ぶと、移動そのものが大きなストレスになってしまいます。

装備選び

「高価なシンクを付けたけど、手洗い程度にしか使わず、結局ペットボトルの水で済ませている」「冬に旅行しないのに、FFヒーターはオーバースペックだったかも…」。など、憧れだけで装備を選んでしまうと、使わない装備のために貴重なスペースと予算を無駄にすることになります。「あれば便利」だけで選ぶのではなく「本当に必要か?」を冷静に見極める必要があります。

軽キャンピングカーで失敗しないためのチェックポイント

使い方に合わせたレイアウト選び

キャンピングカーのベッド

軽キャンピングカーの室内レイアウトは、旅の快適性を直接左右する重要なポイントです。ご自身の使い方を具体的にイメージしながらレイアウトを見極めましょう。

● シンプルベッドタイプ
後部座席を倒して、その上にマットを敷くだけの最もシンプルなタイプ。荷室が広く使え、普段使いと両立しやすいのが魅力です。就寝時以外は広い荷室として使えるため、釣りや登山など、大きな道具を積む趣味を持つ方に人気です。

● 対面ダイネットタイプ
向かい合わせのソファとテーブルがあり、夜はそこをベッドに展開するタイプ。車内で食事をしたり、作業をしたりと、「リビング」のような使い方ができるのが特徴です。夫婦二人でのんびり過ごしたい、といったスタイルに最適です。

● 横向きシート+家具タイプ
片側にソファ兼ベッド、もう片側にシンクや収納家具などを配置した、キャンピングカーらしいレイアウト。調理スペースや収納力を重視する方におすすめですが、その分、室内空間はタイトになります。

ベース車両の仕様を確認

家具や内装に目が行きがちですが、「クルマ」としての基本性能のチェックを怠ってはいけません。特に以下の2点は、後から変更できないため、慎重に選びましょう。

●「ターボ」の有無
キャンピングカーは装備の分だけ車重が重くなるため、NAエンジンでは、高速道路の合流や登り坂でパワー不足を感じる場面が多くなります。長距離移動や山間部へ行く機会が多い方は、力強い加速が得られる「ターボ車」を選ぶことを強くおすすめします。運転時のストレスが全く違います。

● 駆動方式(2WDか4WDか)
雪道や未舗装のキャンプサイトを走る可能性があるなら、断然「4WD」が安心です。スタックのリスクを大幅に減らせます。街乗りや整備されたRVパークがメインであれば2WDでも十分ですが、行動範囲の広さを考えると、4WDは非常に心強い選択肢となります。

ルーフ形状の違い

● ノーマルルーフ
外見は普通の軽バンと変わらないため、街中での普段使いや、高さ制限のある駐車場でも困ることがありません。最もシンプルで価格も安いですが、室内高は低いため、車内での着替えなどでは窮屈さを感じます。

● ハイルーフ
ノーマルルーフの上に、FRPなどで作られた背の高い屋根を架装したタイプ。室内高が確保されるため、立って着替えができるほどの開放感が生まれます。断熱性や収納力も向上しますが、車高が高くなるため、横風の影響を受けやすくなったり、高さ制限に注意が必要になったりします。

● ポップアップルーフ
走行中はノーマルルーフと同じ高さで、停車時に屋根をテントのように持ち上げることができるタイプ。普段使いの利便性と、車中泊時の広々とした空間を両立できるのが最大の魅力です。就寝スペースが増えるだけでなく、風通しも良くなり快適です。ただし、構造が複雑な分、価格は高価になります。

実車確認

● 実際に座り、寝てみる
運転席の座り心地は?シートは体に合っていますか?そして最も重要なのが、ベッドスペースに実際に横になってみること。広さ、マットレスの硬さ、寝返りが打てるかなどを体感してください。

● 家具や内装の質感を確かめる
収納の扉はスムーズに開閉しますか?テーブルはガタつきませんか?細部の作り込みの丁寧さは、ビルダーの信頼性を見極める指標にもなります。

● 運転席からの視界の確認
家具などによって、運転席からの死角が増えていないか。サイドミラーは見やすいかなどをチェックしましょう。

● 可能なら試乗する
乗り心地やエンジン音、パワー感を実際に確かめるのが理想です。

まとめ

軽キャンピングカー選びで失敗しないためには、自分がキャンピングカーを手に入れた際に、どのようなキャンピングカーライフを送りたいかを知ることが非常に重要です。あなたが誰と、どこへ、どんな風に旅をしたいのか。それがイメージできれば、軽キャンピングカーでその欲求が満たせるか、見えてくるはずです。