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これであなたもプロキャンパー?!キャンプで使える資格の「ウィルダネスファーストエイド」とは?
ウィルダネスファーストエイドとは、アウトドアでの救急法に関する資格です
ウィルダネスファーストエイドとは
ウィルダネスファーストエイドとは、日本語でいうと「野外災害救急法」です。キャンプ場や登山中など、アウトドア活動中に怪我人や急病人が出ても、すぐに医療機関にかかれるとは限りません。街中での事故に比べて、医療機関による治療が受けられるまでに時間がかかることも多いです。ウィルダネスファーストエイドは、そうした場合に医療機関による治療が受けられるまでの応急処置のこと。野外ということで、十分な医療道具もない状態での処置が必要になることもありますから、そこで出来ることややるべきことを事前に学んで知識を持っておくことは大切です。もちろん野外活動中以外に、災害時にも役立つものですから、アウトドアが好きな人はもちろんですが、災害ボランティアや医療関係者も受講することの多い資格になります。
ウィルダネスファーストエイドの資格とは
ウィルダネスファーストエイドの資格は、講習を受け、試験に合格することによって認定されます。開催しているのはWilderness Medical Associates International(WMA)で、こちらは1981年の開設以来国際的にウィルダネスファーストエイドを広めている組織です。世界31カ国以上で年間10,000人以上が講習を受けています。日本ではウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン(WMAJ)が2013年に社団法人格を取得し、講習を行っています。
ウィルダネスファーストエイドの資格講習・試験内容
ウィルダネスファーストエイドは、ベーシックコースやアドバンスコースのほか、プロフェッショナルコースや医師・医療従事者コースなどさまざまなコースがあるので、自分の現在の資格状況などに合わせて受講することになります。基本的にはオンライン学習をしたあとに、実技セッションで数泊の合宿で実技を学び、最後に試験を受けて合格すると資格取得となります。実技は山中などでの実践的なもので、ウィルダネスファーストエイドに必要な技術をしっかり学ぶことが出来ます。費用はコースによって異なりますが、40,700円〜120,000円の間です。
まとめ
ウィルダネスファーストエイドとは、野外災害救助法を身につける資格です。山中や災害時に怪我や病気になった人に、医療機関での治療が受けられるまでの間応急処置を行う方法を学びます。日本ではウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン(WMAJ)が講習を行っている資格です。