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気になる水回り…キャンピングカーのトイレやお風呂はどういう仕組みになっているの?

いろいろなタイプがありますが、基本的にはタンクの水で汚物を流し、たまった汚水を定期的に捨てるシステムになります

使用頻度や必要性によっていろいろなタイプがあります

 

キャンピングカーのトイレ

キャンピングカーのトイレにはいくつかのタイプがあります。

 

  • 持ち運び可能なポータブルトイレ

簡易なイメージがあるポータブルトイレですが、最近では臭い対策のされた水洗トイレが主流となっており、使用感は通常の水洗トイレと変わりません。流すための水をタンクに入れておき、使用後は排泄物とともに別のタンクに汚水が溜まる仕組みになっていて、それを自宅のトイレやダンプステーションに流して使います。

 

  • キャンピングカーに設置してしまう持ち運びできないトイレ

持ち運びできないトイレには、カセット式トイレとマリン式トイレがあります。カセット式は汚物タンクは取り外しができるようになっていて、それをトイレなどに流す仕組みです。

マリン式トイレになると、汚物タンクもキャンピングカーに固定されており、汚物は専用ホースをつないで自宅のトイレやキャンプ場にある専用の場所に捨てることになります。容量は大きいのですが、ホースが届く範囲しか捨てることができないので、捨てる場所はタンクに比べると限られてしまうでしょう。

 

キャンピングカーのお風呂

お風呂といってもシャワーが一般的で、車のスペースによってはそれも設置しないキャンピングカーも少なくありません。設置する場合は、シャワー室の他に、給水タンクや排水タンクの場所も必要になりますし、お湯を使うのでボイラータンクも必要です。ボイラータンクとは、エンジンの熱で温めた熱湯を溜めておくところで、その熱湯と給水タンクの水を混ぜて適温になったお湯がシャワーから出てくる仕組みになります。シャワー設備と一緒に置かれるタンクは100ℓのものが一般的ですが、それでもせいぜい30分しかシャワーが使えないため、家族で使うことを考えると旅先でのんびりシャワー、というわけにはいかないでしょう。

 

ボイラーなどを設置せず、簡易シャワーを車外で使えるようにしたものもあります。お湯は出ませんし、アウトドアの後で足を洗う程度しかできませんが、水もスペースもそれほど使いませんし、子どもがいると意外と便利なので、選択肢のひとつとしてはおすすめです。

 

まとめ

キャンピングカーのトイレやシャワーは、タンクを使って給排水を行います。そのため、給水をしたり、使用後に汚物タンクの処理をしたりという手間が必要になりますが、使い勝手に関してはどんどん向上しているので、必要な場合は設置するのもよいでしょう。