Q
中古キャンピングカーを選ぶ場合、何に注意すればよいですか?
中古キャンピングカーは内装だけでなく、車体で選びましょう。
中古キャンピングカーは「車体」で選ぶ
意外に思われたかもしれません。
多くの方は、中古キャンピングカーを選ぶ際に、室内がきれいなのか、内部の設備が作動するのか、内部レイアウトがどうなのか、という「家」の部分からお考えになるでしょう。
商用車やトラックがベースだから、ベースである車体の部分は気にしなくて良いと思われることでしょう。
もちろん、「家」の部分の機能性や快適性も大事です。
しかし、「家」を運んでいくのは、「車体」の部分です。
「車体」の部分がしっかりしていないと、「家」を運んで目的地に行くことも難しいのです。
「家」は修理すればなんとでもなりますが、「車体」は修理では直しきれないこともありますので、良い「車体」を選ぶ必要があるのです。
何が「良い車体」なのか?
常に整備している車、ディーラーで整備されている車が良い車体と言えます。さらに第三者の評価があればなお良いでしょう。距離は多走行でも、しっかりとメンテナンスがされていれば、問題ありません。
キャンピングカーでタイヤのバーストによる横転事故も、たまに乗られる車が多く起こしています。なぜなら置きっぱなしの車はタイヤが円ではなく変形しています。変形して動き出すからバーストしやすくなります。
常に乗られる方のタイヤは、タイヤが変形せずにバーストも起きにくいと言われています。また、エンジンやFFヒーターも好調です。
たまに乗られるキャンピングカーは、トイレなども汚れが固着します。給水タンクや排水タンクも使用しないために特有の汚れや故障が発生します。ポンプなども壊れやすくなります。FFヒーターもすすがたまり、不調なものも多くあります。
ですから距離が伸びている車ほど、エンジンやミッションなども良質なものが多くあります。多走行の車だから避けるのではなく、オーナーがたくさん乗ることができたということは、調子が良い証拠なのです。
「車体」が整備されているかを見極めるには?
しっかりとディーラーで点検されているかどうかが大切なのはお分かり頂けたと思います。
では、点検がされているかを見極めるにはどうすればよいのか。
第三者機関の評価と、整備手帳です。
財団法人査定協会でも整備手帳が「ある、ない」で、査定でプラス、マイナスの査定をして良いことになっています。つまり整備手帳は査定に影響するほど大切だということです。良質な車体を選ぶ際のが大きなポイントであり、コツです。