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キャンピングカーのボディーが粉吹いてる…。キャンピングカーの全塗装を行う目安と費用の相場。
ゲルコートの劣化が気になるようになってきたら、全塗装を考える時期でしょう。
全塗装の時期は?
普通車を改造したバンコンではなく、キャンピングカーとしてシェルを作ってあるキャブコンの場合、新車の段階では表面は塗装しておらず、ゲルコート仕上げになっているのが一般的です。これは、ゲル状の樹脂をメス型に流し込んでからFRPの成型を行うことで、硬度の高い、厚みのあるコーティングができるのです。
このゲルコート、丈夫なのがメリットですが、何年も雨風や紫外線にさらされることで劣化するというデメリットがあります。劣化すると、表面が変色したりザラザラしてきて、粉が吹いたような状態になるため、手で触って白い粉がつくようなら、全塗装を検討しましょう。
全塗装の費用相場
キャンピングカーは、普通車に比べてサイズが大きく、車外にもいろいろな設備があるなど塗装がしづらいため、全塗装は割高になります。
大きさや形状、塗装を行うショップにもよりますが、相場としては40万~100万円ということになるでしょう。何かとメンテナンスの必要なキャンピングカーのメンテナンスの中でも、かなり高額になるのではないでしょうか。
全塗装はなぜ高い?
キャンピングカーは形状的に塗装がやりにくい上に、塗装はそもそも仕上がりについてのクレームやトラブルが多いなど、ショップにとっては積極的に行いたくない仕事です。そのため、金額を押さえてまで引き受けたくないというのが本音のところで、そもそもキャンピングカーの全塗装は引き受けてくれないショップも多いです。
まずは、全塗装を引き受けてくれるショップを探し、だいたいどれくらいの費用がかかるかを問い合わせするとよいでしょう。見つからない場合は、キャンピングカーを購入したショップや、普段メンテナンスをお願いしているビルダーに紹介してもらうという方法もあります。いずれにしても、ショップによってかなり金額が違うので、よく調べてから依頼することをおすすめします。
まとめ
表面のゲルコートが劣化して、粉が吹いてきたら、全塗装を検討したほうがよいでしょう。表面がそれ以上傷まないようにするためにも、塗料で保護する必要があります。キャンピングカーの全塗装は、だいたい40万~100万円と、高額な上にショップごとの料金の差が大きいので、よく調べてから依頼するようにしましょう。