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キャンピングカーを自分でカスタマイズする時に注意することはありますか?

キャンピングカーをご自身でカスタマイズする時には、ご自身の技量と安全性を判断することが大切です。

クルマの整備=ドライバーの責任

道路運送車両法第47条には、

「自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない」とされています。

 

つまり、ドライバーは自分の自動車の整備は自分でするもの、ということです。極端な話をすると、ブレーキでもエンジンでも、保安基準の中であれば、自分の車は好きに整備していいということになります。

ただし、他人の車を整備することを業務とする場合は、自動車整備士の資格が必要です。


しかし、キャンピングカーの居室部分の整備については、法的な定めがなく、個人がカスタマイズする上で、制約はほとんどないといっていいでしょう。
今ではネット上で、ユーザーの経験談や事例も目にすることができます。

 

しかし、ご自身の技量とカスタマイズをした後の安全性をきちんと判断する必要があります。
自動車部分については、国の定める保安基準があります。そのガイドラインに沿った整備をすることで、十分な安全性が確保されていることになります。
また、住宅には住宅の安全基準がありますが、動く家であるキャンピングカーの家の部分の安全基準はありません。

 

電気

自動車部分も架装部分も直流12V(一部24V)が多く使われています。

一般家庭の電圧の100Vと比べると、電圧は低いですが、電気の特性として、直流12Vのほうが出火する危険性は高いのです。

 

ましてキャンピングカーは動く家ですので、配線を固定する場合も、慎重に行う必要があるでしょう。国交省の調査では、後から取り付けたアクセサリー類の配線不良が原因の車両火災が過半数という報告もあります。
電気工事をしなくても注意は必要です。棚の増設などで釘打ちをしようとしたときに、壁の中の配線や配管を、傷つけてしまう可能性も否定できません。

 

家庭用エアコンやバッテリーの増設

インフラ整備にまつわるカスタマイズもよくあります。

最近の家庭用エアコンは、省エネにも優れており、電気が限られるキャンピングカーにとってありがたい製品です。

バッテリーも、電源供給が望めない場所で車中泊をしたい人にとっては、増やしたい設備のひとつでしょう。


ですが、エアコンやバッテリーには軽くない重量があります。ベース車両が商用バンやトラックであり、室内に設置するだけの体積があるように見えても、設置をすることで、大きな事故を引き起こす可能性があることを忘れてはいけません。


カスタマイズで気をつけたいのは、重量バランスです。
キャンピングカーのタイヤには、車体の架装部分や設備、内装の重量が全てかかっています。さらに人や荷物分の重量が増します。そこに重たい設備を加える場合、重量配分は慎重に検討すべきです。
過度な荷重は、燃費が悪くなるだけでなく、偏摩耗を引き起こし、最悪タイヤバーストを引き起こす可能性も高くなります。


キャンピングカーは、各車輪への重量配分が計算され、製造されています。それを後から変更したい場合、まずはビルダーやディーラーに相談したほうが安心でしょう。

 

 

ディーラーの工賃は高い?

多くの人がDIYに踏み切る理由として「ビルダーに頼むと高い」「自分でやった方が安い」ということがよくあります。

 

ですが、ディーラーに頼むと、本当に高いのでしょうか。

DIYは、すべての責任は本人にあります。失敗しても、自分で責任をとらなければならず、当然ですが、保障は受けられません。

キャンピングカーが致命的な故障を起こしたり、他人を巻き込んでしまうと、高い代償を払うことになるかもしれません。


プロであるディーラーはそうはいきません。失敗すればクレームに繋がり、なにより信頼に傷がつきます。場合によっては、賠償責任を求められることもあります。

万が一のことが起きないように、ディーラーは技術を磨き、必要な資材を常備するのです。そのためにかかる費用が価格に反映されているということが分かれば、決して高い工賃ではないと思います。

 

 

まとめ

カスタマイズで注意する点をご紹介しました。

カスタマイズはご自身の技術の範囲内で行いましょう。また、カスタマイズの内容によっては、構造変更が必要になることもあります。

ご自身の技術でできない範囲、構造変更が必要になるかもしれない場合は、ディーラーにご相談されることをおすすめします。

 

 

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