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キャンピングカーの断熱効果を向上させることはできますか?

使い方次第によって、断熱効果を向上させることができます。

断熱の効果があるかどうかは主観的な部分があります。FFヒーターを使っても寒かったと感じる方もいれば、暖かかったと感じる方もいらっしゃいます。

 

ハイエースなどのバンコンのボディは、熱伝導率の非常に高い鋼材と、熱を通しやすいガラスが大部分の面積をしめています。

また構造上、ボディー部分からも、隙間風が入ってしまいます。

 

200系のハイエースベースなどはスライドドアを開けた時の面積が大きく、ドアを開けるとすぐに中の暖まった空気と外の冷気が入れ替わってしまいます。ある程度の断熱材を使用しても、熱伝導性の特性が大きなネックになり、車内は冷えてしまいます。

 

使い方の工夫で断熱効果を向上させることができます。

 

 

断熱効果を向上させる工夫とは?

冬は風が直接当たらない所、夏は日陰や風通りの良い所を選んで駐車しましょう。その中でも乗り降りするドアの位置は風向きを考慮する必要があります。

 

カーテンやマルチスクリーンも効果があります。

また床に直接触れられるよりは絨毯(冬)やゴザ(夏)みたいな物も敷くことも一つの方法です。

 

夏場は一晩中ベンチレーターを回すわけにもいきません。省電力の軸流ファンなどを自分で改造されて窓から風を取り入れている方もいらっしゃいます。

 

冬場、特に雪がある状態での工夫になりますが、ボディの下側をぐるりと雪で軽く埋めてしまえば、ボディ下部を風が通り抜けないため、下部からの冷気を抑えることができます。かまくらと同じ原理です。

ただし、マフラー、FFヒーターの出口は雪で埋めてしまわない、雪で埋まらないように十分に隙間を確保する必要があります。

マフラーやFFヒーターの出口が塞がれてしまうと、一酸化炭素中毒になってしまう可能性もあり、大変危険です。キャンピングカーに限りませんが、夜間に大雪が降り続いている時の車中泊では、排気口を塞がないように確認することで、事故を避けることができます。

 

単純ですがドアの開け閉めに気を遣うことも効果があります。

 

断熱材の使用方法について

断熱材の効果を最大限に得るためには、屋根、外壁、床、窓の全てをできるだけ包む必要があります。

しかし、もともと通気性を必要とする車両のため、完全に覆ってしまうことは難しいでしょう。また、壁の部品や配線の束、窓面積が大きいこともネックになります。

 

結露について

断熱の効果をあげると、車両内部に結露が発生します。結露の対策は非常に難しく、ガラス面の結露だけでなく、断熱材の裏側や表側にも結露が生じてしまいます。

断熱材に結露が発生してしまうと、断熱材が腐り、ダメになってしまう場合もあります。

 

 

まとめ

キャンピングカーの断熱についてご紹介しました。

断熱効果を高めると結露が発生してしまう、車両自体に通気が必要など、完全に断熱することは難しい面があることも事実です。

使い方を工夫すれば、断熱の効果を高めることができますので、ぜひ一度お試しください。

 

 

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