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ガソリンかディーゼルか。キャンピングカーを買う前に知りたい燃費の違いは?
キャンピングカーは、ガソリンかディーゼルを選べるものもあります
キャンピングカーはガソリン車かディーゼル車かを選べる?
キャンピングカーの中には、ガソリン車かディーゼル車を選べるものがあります。たとえばキャブコンのベース車両としておなじみのトヨタカムロードは、ガソリンとディーゼルの両方が搭載されていますし、バンコンに使われることの多いトヨタハイエースも両方のモデルがあります。こうした車をベース車両としたキャンピングカーは、どちらかを選ぶことになりますし、それ以外でもガソリン車かディーゼル車かでキャンピングカーを選ぶ人もいます。それぞれメリットやデメリットがありますが、今回は費用の面で比較をしてみましょう。
燃費はディーゼルが安い
一般的には、ディーゼル車のほうがガソリン車よりも燃費がいいです。カムロードの燃費は、ガソリン車が8.4㎞/l、ディーゼル車は11.2㎞/l。同じ量の燃料を入れても、走る距離がこれだけ違ってきます。また、ガソリン車に入れるのはカムロードの場合レギュラーガソリンですが、ディーゼル車には軽油を入れます。経済産業省資源エネルギー庁による石油製品小売市場調査では、2022年8月24日の全国平均で、レギュラーガソリン店頭価格は169円、軽油は149円と1Lあたり20円もの違いがあります。燃費が良い上に、軽油のほうが小売価格も安いのですから、燃費面ではディーゼル車のほうがお得です。
車両価格はガソリン車が安い
燃費が良いので、ディーゼルのほうがお得だと思われるかもしれませんが、車両価格はディーゼルのほうが高くなります。車種にもよりますが、同じキャンピングカーでもガソリン車に比べてディーゼル車のほうが30~60万円ほど高く設定されていることが多いです。燃費が良いので、ある程度の期間で差額は回収できますが、新車購入時のコストを下げたい人には大きな負担になるかもしれません。
まとめ
キャンピングカーを買う時に、ガソリン車がディーゼル車かを選べる場合がありますが、燃費という面ではディーゼル車のほうがお得です。燃費もいいですし、燃料となる軽油もガソリンに比べると安いです。ただし、新車の車両価格はガソリン車よりもディーゼル車が高いですし、費用以外にもそれぞれメリットとデメリットはありますので、それ以外の点も考慮してどちらかを決めるようにしましょう。