高断熱性だけではない、キャンピングカーのアクリル窓のメリットは？またデメリットには何がある？

 

キャンピングカーの窓はアクリル？

一般的な車の窓はガラス製ですが、キャンピングカーの窓はアクリルを素材としたものが増えています。アクリル窓にはメリットが多く、オプションでガラス窓をアクリル窓にグレードアップが可能な場合もあります。

 

アクリル窓のメリット

断熱性・遮音性が高い

アクリル板は、ガラスに比べて断熱性や遮音性がかなり高くなります。居住性を重視するキャンピングカーにおいては、その点は非常に重要です。最近ではアクリル二重窓を採用するキャンピングカーが増えており、それによってさらに断熱性などを高めることが可能になっています。冬に車内を暖かくして寝ても、朝起きたら窓に結露がしている、ということにも無縁です。

 

軽い

キャンピングカーは、車そのものが重たい上に、家電や家具などを搭載しているため、どうしても重量が重たくなりがちです。アクリルは、ガラスよりも軽いので、車重を軽くすることに貢献しています。また、車の比較的高い部分にある窓を軽くすることで、車の走行安定性にもつながります。

 

割れにくい

安全運転をしていても、事故の可能性はなくなりません。特にキャンピングカーは、車高が高いため、横風を受けたり、急カーブを曲がったりするとバランスを崩しやすくなります。万が一の横転や事故の際にも、アクリル窓であれば割れにくく、ひびが入ったり、割れたりしても飛び散ることがないのでガラスのように怪我をするリスクを減らすことができます。

 

アクリル窓のデメリット

劣化による交換が必要

アクリルは、風雨にさらされたり紫外線を浴び続けることで、だんだん劣化していきます。そのため、10年もすると細かい傷で曇ったようになり、アクリルそのものが変色してしまうため、交換が必要です。ただし、技術は常に進歩しているので、アクリルの品質も年々向上しています。

 

 値段が高い

ガラス窓に比べると、アクリル窓のほうが費用は高くなります。そのため、標準ではガラス窓、という車も少なくありません。

メリット・デメリットを比べて、予算が許すようであればアクリル窓にアップグレードするのもよいでしょう。

 

まとめ

キャンピングカーにアクリル窓が使われることが増えています。断熱性・遮音性などに優れており、安全性も高いので、予算が許せばアクリル窓にするのもよいでしょう。