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レンタルキャンピングカーを利用中、事故に遭った場合はどうしたらいいですか?

基本的には保険に加入しているので保険会社やレンタカー会社が対応してくれます。

レンタルキャンピングカーで事故に遭ったら

1.事故発生時の初動対応

レンタルキャンピングカーで事故に遭った場合、まずは自家用車と同様に負傷者の救護を最優先に行いましょう。その後、警察への通報を行い、事故の届け出をします。対人事故の場合は、相手の氏名や連絡先、車両の情報を確認します。これにより、後々のトラブルを防ぐことができます。

2.レンタカー会社へ連絡する

事故後、必ずレンタカー会社に事故の詳細を報告しましょう。車両の損傷状況や事故の内容を正確に伝えることが大切です。「ちょっと擦って傷がついた」など、連絡するべきか迷うようなときは、とりあえずレンタカー会社に連絡して指示を仰ぎましょう。

きちんと手続きをしないと、保険金が受け取れないこともあるので注意が必要です。

お金はどれくらい必要?

レンタルキャンピングカーは保険に入っているので、事故があっても修理代や相手への補償金を全額負担することはありません。

負担が求められるのは、対物保険や車両保険の免責額と、ノン・オペレーションチャージ、車を回収するための諸経費、車内の備品破損についてのみです。しかしこれらを合計すると50万円近い費用負担となってしまう場合がほとんどです。

免責費用も支払う必要がありますが、レンタカー会社によっては、レンタル料金をやや高くして免責費用も免除にしているところもあります。

費用が高い理由

ノン・オペレーションチャージの負担

ノン・オペレーションチャージとは、車が破損したことによって失われた会社の利益ということになります。事故を起こさなければ、そのキャンピングカーは返却後に別の人に貸し出して利益を上げるのですが、車が壊れたら当然修理が終わるまでは営業できません。事故がなければ失われなかった利益は、ノン・オペレーションチャージして請求されることになるのです。キャンピングカーは普通の車とは違い、代車を用意するためにかなりの時間がかかるので、負担が大きくなってしまうのです。

車内設備の破損費用

一般の車両にはない家具や電化製品(冷蔵庫、エアコンなど)が設置されており、これらが破損した場合の修理や交換費用が発生します。また、水回りや配線の修理には専門知識が必要で、コストがかさむ要因になります。

また、一部の保険では、屋根の損傷や車外の設備(サイドオーニング、外部収納など)の破損が補償対象外になることがあり、これらの修理費用を全額自己負担しなければならない場合があります。

レッカー費用や回収にかかる諸経費

キャンピングカーは重量があり、特殊な車両として扱われるため、通常のレッカー費用よりも高額になる場合があります。遠方での事故や難しい地形での回収が必要な場合、さらに費用が増える可能性があります。

レンタカー会社によっては、無料ロードサービスや応急対応を行っている場合もあります。しかし、補償を上回ってしまった分を支払わないといけない場合があるので、気を付けましょう。

事故を起こさないために

レンタカーは普段乗っている車種を借りるわけではないので、慣れない車を運転することになります。ましてキャンピングカーともなると、思った以上に天井が高かったり、曲がりにくかったりでうっかりどこかにぶつけてしまう、ということは珍しくありません。

キャンピングカーを運転する際の注意点をいくつかご紹介します。

車幅と車高に注意する

キャンピングカーは普通車に比べて車幅が広く、車高も高い設計になっています。狭い道路や立体駐車場、トンネルなどでは、他の車や周囲の障害物との接触リスクが高まるため、余裕を持ったハンドリングを心がけましょう。特に、高さ制限のある場所では事前に確認が必要です。

荷物の固定をする

キャンピングカー内は居住空間があるため、走行中に荷物が動いてしまう可能性があります。固定されていない荷物は運転時の振動や急ブレーキの際に大きく動き、車内で破損したり事故の原因になることがあります。収納スペースを活用し、必ずしっかり固定してください。

内輪差を意識する

車両が大型になると、カーブや交差点で内輪差が生じます。特に狭い道やUターン時には、後輪が内側に入り込みやすくなるため、後方の車両や路肩への接触に注意が必要です。余裕を持って大きく曲がる運転技術が求められます。

ブレーキ距離の確認

キャンピングカーは普通車よりも重量があるため、停止するのに必要な距離が長くなります。スピードを出した状態での急ハンドル・急ブレーキは、転倒につながってしまう恐れがあります。車間距離を十分に取り、急ブレーキを避ける運転を心がけましょう。

風の影響に注意する

キャンピングカーは車高が高いため、強風の影響を受けやすいです。特に橋の上や海沿いなど、風が強い場所ではハンドルをしっかりと握り、速度を落として運転しましょう。

必要以上の荷物を積み込まない

乗用車であれば普段からタイヤの管理を気にすることはないかもしれませんが、キャンピングカーにおいては重要です。さまざまな設備を搭載し、アウトドア用品も多く積み込むキャンピングカーは自重が重く、タイヤへの負荷が一般車よりも強くなっています。長時間タイヤに負荷がかかると、走行中にタイヤが破裂するタイヤバーストが起こる可能性があります。

必要以上の荷物を積み込むことも避けて、キャンピングカーを使わない間は荷物を下ろし、積み込む場合も左右のバランスが崩れないよう両側に分散して積み込むようにしましょう。

レンタカー会社選びの重要性

レンタルキャンピングカーを利用する際、どの会社から借りるかによって、事故対応のスムーズさや費用負担が大きく変わる可能性があります。

以下のポイントを踏まえ、信頼できるレンタカー会社を選ぶことが重要です。

保険内容の充実度

キャンピングカーのレンタル会社ごとに、提供される保険の内容は異なります。充実した保険プランを提供する会社では、免責額の補償やノン・オペレーションチャージの軽減が含まれていることもあります。契約前に保険の範囲とオプションプランをしっかり確認しましょう。

事故時の対応体制

事故が発生した際に、迅速かつ的確なサポートを提供できる会社を選ぶことが重要です。24時間対応のカスタマーサービスを備えている会社や、事故後の対応マニュアルが明確に提示されている会社は、安心感があります。口コミやレビューをチェックして、実際の利用者の評価も参考にしてみましょう。

車両のメンテナンス状況

安全運転をするうえで、車両が適切に整備されていることは非常に重要です。信頼できるレンタル会社では、定期的なメンテナンスを実施し、車両の安全性を保証しています。特にキャンピングカーは特殊な設備を持つため、設備の動作確認や説明をしっかり行う会社を選ぶと良いでしょう。

まとめ

どれほど運転が上手い人でも、不可抗力で事故に遭うことはあります。その際は冷静に対応することが重要です。

レンタルキャンピングカーでの事故の場合は、動揺して連絡先が分からなくなりがちですが、落ち着いて警察に通報し、状況を正確に伝えましょう。そこからレンタカー会社や保険会社にも連絡を取って、車両の状態や事故の詳細を説明してください。その後は警察やレンタカー会社の指示に従って行動するようにします。

キャンピングカーを運転する際は、安全のためにゆっくり走ることになるので移動時間は多めに見積もっておくと良いでしょう。