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バンコンか、キャブコンか…。それぞれのメリットとデメリット比較。
快適な走行を求めるならバンコン、居住性にこだわるならキャブコン
バンコンとキャブコン
キャンピングカーの購入を考えた際に、まず悩むのがバンコンかキャブコンかということではないでしょうか。バンコンとキャブコンにはそれぞれメリット・デメリットがありますので、それを比較しながら検討するのがよいでしょう。
バンコンのメリット
バンコンのメリットは、走行性能と走行時の乗り心地がよいということです。バンコンはバンタイプの乗用車がベースとなっているので、快適に走れることを前提に作られています。また、内装をキャンピングカーにしても、外装は通常のバンやミニバンと変わらないので、普段使いがしやすく、立体駐車場などに停めるときも大きさが問題になることはありません。
バンコンのデメリット
バンコンの内装のみを変更してキャンピングカーにするため、スペースはどうしても狭くなってしまいます。また、素材上外気温の影響を受けやすいので、車内が夏は暑く、冬は寒くなる傾向があります。快適に過ごすためには冷暖房をしっかり行う必要があるでしょう。
キャブコンのメリット
キャブコンのメリットは、なんといっても広くて快適な居住性です。車内で立って作業をするのにもストレスはありませんし、収納スペースなどもたっぷりとってあったり、車外に収納スペースがあることも多いので、臭いが気になるゴミなども置き場に困ることはないでしょう。また、素材として使われるFRPは断熱性が高いため、バンコンに比べると外気温の影響を受けにくく、快適に過ごすことができます。
キャブコンのデメリット
広くて居住性に優れる分、車体は大きくなりますので駐車場所は限られますし、取り回しもしづらくなります。立体駐車場には停められないことも多いですし、サイズによっては平面でも入らないかもしれません。また、ベースとなっている車が軽トラであることが多く、走行性能や乗り心地においてもバンコンには劣ります。普段使いには別の乗用車を使い、レジャー用途にのみキャンピングカーを使うというのであれば問題ありませんが、普段の買い物にも使う車としては不便な点も多いです。
まとめ
手軽にキャンピングカー生活が楽しめるバンコンに対して、キャブコンは快適な居住性がある半面普段使いはしづらいということになります。初めてのキャンピングカーで入門編として使うにはバンコンが便利ですし、普段使いには別の車があって、キャンピングカーでレジャーを満喫したいという場合はキャブコンがおすすめです。用途やライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。