サイドオーニングとは、キャンピングカーの側面の天井外側に設置する簡易のシェードです。普段はクルクルと巻き取られて収納されており、必要な時に引っ張り出して片面にアームを立てれば、簡単に日陰を作ることが出来ます。しかし、いくつか注意しなければならないことがあるので、覚えておきましょう。
その1 風に弱い
サイドオーニングは、テントやシェードのようなものなので、どうしても風には弱くなります。片面は車につながっているので、飛んでいくことはありませんが、そのぶんアーム側がひるがえったり、風に耐えられずに破れてしまうこともあるので、注意が必要です。風のせいで破れたり、アームが歪んだりすると、収納がしづらくなって使い勝手が悪くなるので、あまり風が強い時は使わずに、キャンピングカーの中でのんびりするとよいでしょう。
その2 雨の重みでダレる
サイドオーニングに使われている布は、基本的に防水加工がされているので、雨が降っても水を通すことはありませんが、その分水が溜まるとその重みで布がダレたり、足が歪んでしまうこともあります。雨の時は極力使わないほうが良いのですが、使うのであれば雨水が溜まらないように設置時に角度に気をつけましょう。また、雨でぬれた後は、きちんと乾燥させないと、収納しているときにカビが生えることもありますので、注意が必要です。
その3 下でたき火は禁止
キャンピングカーでのレジャーとして、バーベキューなどを楽しむ人も多いでしょう。そんなときにサイドオーニングが使えれば、日陰になってとても快適なのですが、サイドオーニングは下で火を使うことはできません。火の粉でシートに穴が空いたり、熱でシートが溶けてしまうことがあるからです。サイドオーニングから離れた場所で焼き、サイドオーニングの下で食べるようにするとよいでしょう。
その4 夜はたたむ
夜中に急に風が強くなったり雨が降ったりすることもあります。朝起きたらサイドオーニングが壊れていた、ということのないように、大丈夫だろうと思わず夜寝る前にはたたんでおきましょう。
その5 キャンプ場以外では使わない
便利なサイドオーニングですが、道の駅の駐車場など、広いキャンプ場以外のところで使うのはマナー違反です。他の人の迷惑にならない場所で使うようにしましょう。
まとめ
サイドオーニングは気を付けて使うようにすれば、設営や収納も簡単でとても便利な設備です。雨や風に注意して、気持ちよく使うようにしましょう。
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