ディーゼル車規制とは？キャンピングカーも関係ありますか？
ディーゼル車を対象とした排ガス規制で、キャンピングカーも適用対象となっています。
ディーゼル規制とは？
ディーゼル規制とは、環境省による自動車窒素酸化物削減法改正案が2002年5月から施行されたもので、ガソリン車並みの高い規制がディーゼル車に課せられるようになりました。これは、東京・大阪・名古屋市周辺など大都市圏を特に対象地域としたもので、全国を対象としたものではありません。
猶予期間はあるものの、規制値を達成できない車は車検が取れなくなるということで、大きな話題となりました。
また、それとは別に、東京都などでは独自にディーゼル車の規制を行っている場合もあり、基準値を超える排ガスを出す車は都内への乗り入れができないなど、厳しい規制が行われています。
キャンピングカーも対象
こうしたディーゼル車規制は、キャンピングカーも対象となっています。そのため、ベース車としてディーゼル車を使用している場合、特に古い型式のベース車の場合は、ディーゼル車規制に対応しているかどうかも確認しておく必要があります。とはいえ、現状ではディーゼル車で規制をクリアするのは難しいといわれており、ガソリン車ベースのキャンピングカーに買い替える人も多くなっているのは確かでしょう。
地域による違いが大きい
こうしたディーゼル車規制は、今のところ全国を対象としたものではないので、現在問題になるのは東京や大阪、名古屋などの大都市やその周辺に住む人でしょう。地方在住で、こうした大都市にキャンピングカーで出向いたり、大都市を通過することがないのであれば、規制をクリアしていなくてもすぐに乗れなくなる、ということはなさそうです。
ただし、こうした環境に関する規制は今後も強化される可能性があるので、地方在住だからと安心しすぎることなく、買い替えなどの際には規制も視野に入れた選択をするほうがよいのではないでしょうか。
まとめ
ディーゼル車規制とは、ディーゼルエンジンを搭載する車への排ガス規制で、東京や大阪、名古屋などの大都市圏を対象に厳しい数値基準が設置されています。この基準に超えていると、車検の更新ができなかったり、地域内に乗り入れができなくなったりするので、こうした大都市圏に住んでいたり出入りを行うという場合は特に注意しておく必要があるでしょう。
キャンピングカーもこの規制の対象となっているので、買い替えの際はガソリン車ベースのキャンピングカーを選ぶというのもひとつの方法です。
