Q
キャンピングカーの購入を考え中です。自走式とトレーラーのそれぞれのメリットとデメリットを教えてください。
トレーラーは居住空間としては快適で便利ですが、駐車場所の件など、不便な点もいくつかあります。
自走式にもトレーラーにもメリットとデメリットがあります。
バンコンやキャブコンのように、走行車と居住空間が一緒になった自走式のキャンピングカーに対して、ヘッド車で牽引する居住空間だけのタイプがトレーラーです。キャンピングカーを購入する場合は、自走式にするかトレーラーにするか悩む人も少なくありませんが、どちらのタイプもメリットとデメリットがあるので、よく検討してから購入するようにしましょう。
自走式のメリット
自走式のメリットは、なんといっても手軽にキャンピングカー生活を楽しむことができるということです。走行中にベッドで横になることはできませんが、テレビを見たりソファでくつろいだりといったことは可能なので、長時間の走行でも快適に過ごすことができます。キャブコンの場合はやや大きめのキャンピングカーになりますが、バンコンの場合は外見ではキャンピングカーとはわからないほどなので、行先が限られることはありません。
自走式のデメリット
走行機能が欠かせないということもあり、居住空間はどうしても狭くなってしまいます。特にバンコンなどの場合は、スペースに限りがあるので必要な装備と荷物を載せるといっぱいになってしまいます。また、車そのものがキャンピングカーという登録になるので、車検の時などに面倒な思いをすることがあります。
トレーラーのメリット
トレーラーのメリットは、なんといっても広い居住空間です。屋根の構造上ルーフエアコンはつけられない場合もありますが、それでも2重窓で断熱性能が高い素材を使っていることが多いので、かなり快適に過ごすことができます。また、目的地に着いたら牽引車を外してしまえば、トレーラーはその場に置いたまま買い出しに行ったり観光に行ったりできるのも便利な点です。
トレーラーのデメリット
走行時はヘッド車で牽引して公道を走ることになるのですが、駐車場などの制約がかなりあるので、気軽に買い物に寄ったりすることはできません。コンビニやレストランに寄りたくても、駐車できないために諦めるといった経験は、トレーラー所有者なら何度もしているはずです。また、ヘッド車で牽引するため慣れるまではバックでの駐車が難しいかもしれません。
まとめ
自走式とトレーラーにはそれぞれメリットとデメリットがありますから、それらをよく検討したうえで決めることが大切です。途中で観光や食事、買い物なども楽しみながら目的地を目指したいのであれば自走式を、とりあえず目的地に行って、そこでゆっくりキャンプを楽しみたいのであればトレーラーを選ぶのが良いかもしれません。