キャンピングカーの内装をより快適にしたいと考えた時に、「出窓があればもっと広く感じるのでは?」と思ったことはありませんか?
実はキャンピングカーにも出窓を取り付けることは可能で、「エアロウィンドウ」と呼ばれるパーツとして注目されています。
この記事では、出窓(エアロウィンドウ)の特徴や取り付けた際のメリット・デメリット、注意点などをわかりやすく解説します。
キャンピングカーの出窓=エアロウィンドウとは?
キャンピングカーにおける出窓とは、車体の側面に張り出す形で設けられた窓のこと。
このタイプは「エアロウィンドウ」とも呼ばれ、室内空間を少しだけ広く見せたり、明るさや風通しをよくする目的で取り付けられることが多いです。
メーカー純正で採用されていることもありますが、後からカスタムパーツとして追加されるケースも増えています。
主にリアベッド周辺やダイネット(リビングスペース)に設置されることが多く、使い方に応じて設置位置を決めるのが一般的です。
出窓をつけるメリット
最も大きなメリットは、限られた室内空間に“奥行き”が生まれることです。
実際の面積が増えるわけではありませんが、張り出した分だけスペースにゆとりが感じられるようになり、特に寝るスペースやキッチンに設けると、広さを実感しやすくなります。
また、エアロウィンドウを開閉式にすれば、通気性の確保にもつながり、夏場のムレ対策にも効果的。
窓が増えることで自然光が入りやすくなり、車内がより明るく快適になります。
見た目のデザイン性も向上し、キャンピングカーの外観に高級感や個性を加える演出としても◎。
さらに、小さな植物や雑貨を飾るちょっとした“棚”のように使えるのも、出窓ならではの楽しみ方です。
出窓のデメリット・注意点
一方で、出窓にはいくつかの注意点もあります。
まず第一に、車体から張り出す分、全幅が広くなるため、狭い道や駐車スペースでぶつけないよう注意が必要です。
特に後付けの場合、ミラーからはみ出すこともあるため、走行中の安全性に影響が出るケースもあります。
また、防水性や強度の確保も重要なポイントです。DIYで取り付ける場合、施工ミスによる雨漏りのリスクや、走行中の風圧に耐えられないなどのトラブルが起こりがち。
そのため、信頼できる業者での施工が基本です。
費用面では、窓の種類や施工方法にもよりますが、10万円〜20万円前後のコストがかかることもあります。
さらに、構造変更が発生する場合は、車検時に「記載変更」や「構造変更申請」が必要になるケースもあるので注意が必要です。
出窓の取り付け方法と選び方のポイント
出窓は、あらかじめメーカーがオプションとして設定している場合はそのまま選択できます。
一方、既存車両に後付けする場合は、キャンピングカー専門店やカスタム業者に相談するのが一般的です。
検討時のポイントは、「どこに設置するか」と「何のために使いたいか」を明確にすること。
見た目だけで判断するのではなく、ベッドの圧迫感を軽減したい、キッチンの通気性を高めたいなど、具体的な目的があると、後悔のない選択ができます。
まとめ
キャンピングカーに出窓(エアロウィンドウ)をつけることで、空間の広がりや快適性、デザイン性が一段とアップします。
しかし、そのぶん走行時の安全性や構造的な制限もあるため、導入は慎重に検討することが大切です。
気になる方は、まずは信頼できるカスタム業者に相談し、自分の旅スタイルに合った出窓の形を見つけてみてください。

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