キャンピングカーの旅は、自由で快適な時間を提供してくれます。
しかし、そんな快適さを一気に損なうのが、排水タンクからの嫌なニオイ。
車内にこもる独特な臭いに困った経験がある方も多いのではないでしょうか?
この記事では、排水タンクが臭う主な原因と、今すぐできる対策・予防方法を分かりやすく紹介します。
排水タンクが臭う主な原因
排水タンク(グレータンク)に悪臭が発生する原因は、日常的な使用習慣と密接に関係しています。
まず多いのが、食べカスや油分が排水に混ざってタンク内に蓄積してしまうケース。
シンクを使ったあとの軽いすすぎだけでは、汚れが完全に流れきらず、腐敗や細菌の繁殖につながります。
また、水の使用量が少ないと排水がタンク内に滞留し、空気の流れも悪くなります。特に車中泊などで何日か使用を続けると、臭いがこもりやすくなります。
さらに、長期間使わなかった場合、残留水が乾いてヘドロ状の汚れが固着することも。通気口の詰まりや配管の劣化なども、臭気が逃げにくくなる要因になります。
ニオイ対策の基本
こまめな排水
まず試してほしいのが、こまめな排水と十分な水の流し込みです。
シンクを使用したあとに少し多めの水で流すことで、汚れの滞留を防げます。
使用後には、水だけで流すより、中性洗剤を薄めて流すことで、油分の付着も軽減できます。
食べカスの流入を防ぐ
また、シンクの排水口にフィルターやストレーナーをつけて、食べカスの流入を防ぐのも効果的です。市販の排水ネットでも代用できます。
そしておすすめしたいのが、排水タンク専用の消臭剤やバイオクリーナーの使用です。
自然由来の分解酵素を使ったタイプなら、配管やタンク内の汚れを分解しながら臭いを抑えてくれます。
換気口の詰まり確認
通気パイプやタンクの換気口が詰まっていないか確認することも大切です。
通気が確保されていないと、臭気が車内に逆流する原因になります。
メンテナンスでニオイを予防
日常の対策に加えて、1〜2ヶ月に1回程度のタンク内部の洗浄も忘れずに行いましょう。
排水タンクを取り外せるタイプであれば、中性洗剤を使って内壁をスポンジなどでやさしく洗い流します。
取り外せない場合は、バイオ洗浄液や重曹+クエン酸を使った簡易洗浄が便利です。
また、配管のカビやぬめりも臭いの原因になるため、定期的なパイプ洗浄もおすすめです。
使用頻度が少ない場合や、長期間保管する前には、しっかりと水抜きをしてタンクを乾燥させることで悪臭や劣化を防げます。
まとめ
キャンピングカーの排水タンクのニオイは、ちょっとした工夫とメンテナンスで大きく改善できます。
原因を理解し、日常的な対策と定期的なケアを組み合わせることで、快適な車内環境を保つことができます。
気になる臭いを放置せず、今日からできる簡単な対策から始めてみてはいかがでしょうか。

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